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小合溜沿いの草地,2023年12月3日朝,晴れ

冬になると草地でみつかるヒラタアブのオスです.腹部の黄色い斑紋は,左右がわずかにつながってますが,前後に長く四角形をしたフタホシヒラタアブ型です.この草地では,ナミホシヒラタアブが個体数が多く,それにまじってフタホシ,キイロナミホシなどもいる感じのようです.

小合溜沿いの草地,2023年12月3日朝,晴れ

前から見たところ.顔面には黒帯,額は黄色.



基本情報

和名
フタホシヒラタアブ
分類
節足動物門 昆虫綱 ハエ目 ハナアブ科 フタホシヒラタアブ属 (Eupeodes)
英名
Migrant Hoverfly
学名
Eupeodes corollae
状況
IUCN レッドリスト 2022-2[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend stable(個体数動向 安定) (参考1)

写真とメモ

グリーンプラザ裏,2023年4月9日午前,晴れ

腹部の黄色い紋3対がすべて左右に離れているハナアブ.腹部の紋の前後幅は狭くてやや曲がっていて,眼も離れているのでメス.今回の写真からフタホシヒラタアブのメスと判断しました.触角と眼の間の黒い部分との間に黒い毛の帯がありません(黒帯があるとナミホシ).

グリーンプラザ裏,2023年4月9日午前,晴れ

前から見た写真では,触角よりも下,顔の中心には黒い帯があります(黒帯がないと,キイロナミホシ).

グリーンプラザ裏,2023年4月9日午前,晴れ



小合溜沿いの草地,2023年3月12日午前,晴れ

春先の草地で咲いているフラサバソウに来ていたハナアブ.このハナアブの特徴を確認してみたら,判断が難しそうな種類のようでした.複眼が離れているメスですが,腹部の黄色い帯模様が,3対とも左右が完全に分かれていて,それぞれの幅があまり広くありません.最初にコマバムツボシヒラタアブを思い浮かべたのですが,そちらの種類は黄色い紋がもっとジェリービーンのように湾曲しているところが違うようです.フタホシヒラタアブとナミホシヒラタアブ(やキイロナミホシヒラタアブ)のメスで,このような紋になることがあるようです.これらのオスでは腹部の斑紋が割とはっきり区別できることが多いようなのですが,メスではよく似ているとのことでした.オスの腹部の紋は,フタホシヒラタアブでは下の写真のように,腹部の黄色い紋は左右で完全に分かれていて,それぞれの帯の幅が広いのに対し,ナミホシヒラタアブやキイロナミホシヒラタアブは2つ目と3つ目の紋が中央で細くつながることが多いようです.メスでの区別点は眼の間の黒い部分と触角の付け根との間の黄色い部分の中央に,黒い毛が帯状に生える部分があるのがナミホシヒラタアブ(やキイロナミホシヒラタアブ)のメスで,黒い毛の帯がないのがフタホシヒラタアブのメスとのことなので,フタホシヒラタアブとしておきます.



小合溜沿いの草地,2022年12月25日午前,晴れ

初冬のハナアブ.初めて見る種類のオスで,腹背の黄色い帯が左右に完全に分かれていて左右対をなす紋になっているのですが,紋が大きく丸みを帯びた四角形をしています.フタホシヒラタアブのオスと判明.ナミホシヒラタアブなどと似ていますが,ナミホシヒラタアブでは腹部の紋が左右離れているのは一番前の紋のみで,2つ目3つ目はつながっています.一般的には個体差があるらしいですが,写真の個体についてはわかりやすいです.

小合溜沿いの草地,2022年12月25日午前,晴れ

フタホシヒラタアブは額(触角と頭頂の間)は黄色です.ナミホシヒラタアブは黒い毛が生えていて黒っぽい帯があるように見えます.小楯板の毛の色はこの写真ではちょっと見えません.

フタホシヒラタアブはユーラシア大陸の温帯域に広く分布する種類で,ヨーロッパでは普通種とのこと.



参考

  1. Mazanek, L. 2021. Eupeodes corollae (Europe assessment). The IUCN Red List of Threatened Species 2021: e.T149167614A149167620. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2021-3.RLTS.T149167614A149167620.en. Accessed on 11 February 2023.
  2. Eupeodes corollae (Fabricius, 1794) in GBIF Secretariat (2022). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/1540742 on 2023-02-11.
  3. フタホシヒラタアブ. “身近な生き物の記録 ~昆虫と野鳥と時々その他~”. http://shizen-kansatsu.sakura.ne.jp/insect/hae/hanaabu/futahoshihirataabu.html, (参照 2023-02-11).
  4. フタホシヒラタアブ. “平群庵昆虫写真館”. http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_abu_hae/futahoshihirataabu.htm, (参照 2023-02-11).
  5. . “”. , (参照 ).