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園内の疎林,2024年7月28日朝,晴れ

シオヤアブがニイニイゼミを捕まえているところ.シオヤアブが大きな獲物を捕まえるというのは聞いたことがありましたが,この大きさのバランスはすごいですね.大型の飛ぶ虫を捕まえて地面に落ちずにこの草まで飛んできて吸汁.実はこの日,ニイニイゼミを捕まえたシオヤアブをもう1頭見つけました.シオヤアブにとって,ニイニイゼミはよくある食べ物なのでしょうか.

園内の疎林,2024年7月28日朝,晴れ

上の個体を反対から見たところ.6本の脚のうち,セミを捕まえるのに4本の脚,自分を支えるのに2本の脚を使っています.口吻を挿し込むのはセミの腹面でした.

園内の疎林,2024年7月28日朝,晴れ

この日見つけたもう1個体.こちらは自分の体を支える脚が4本,セミを支える脚が2本ですね.

園内の疎林,2024年7月28日朝,晴れ



基本情報

和名
シオヤアブ,シオヤムシヒキ
分類
節足動物門 昆虫綱 ハエ目 ムシヒキアブ科 Promachus
英名
(in Jpn.) Shioya-abu; a species of Robber Fly
学名
Promachus yesonicus Bigot, 1887
状況

写真とメモ

圃場,2014年7月20日午後,晴れ

圃場の林縁の葉の上で,メスのシオヤアブが食事中でした.エサにされているのはマメコガネのようです.甲虫でもシオヤアブの餌になるんですね.



水辺の野草園,2013年7月28日朝,晴れ

シオヤアブのメスを発見したので記念写真.腹部がオスよりも太く,先端の白いふさがありません.



東金町運動場方面,2013年7月14日朝,晴れ

交尾中のオスとメス.写真を撮リに近づいても普段はまったく逃げないシオヤアブですが,交尾の姿勢のまま飛んでちょっと離れたところに止まりました.あまり近づかないようにして撮影.腹部の白いふさがあるのが右下の方なので,こちらがオス.上向きがメスのようです.


園内の草地,2012年7月15日夕方,晴れ

いかにも獰猛そうで格好よいアブ.腹部の先が白いのがオス.ムシヒキアブは,他の昆虫を捕まえて口吻で体液を吸うグループで,ヒトが捕まえたときもその口吻で刺されることもあるとのこと.これは知りませんでした.もっとも,そんなこと知らなくとも,この毛むくじゃらのアブには触りたくない感じ.でも格好よいです.



参考

  1. シオヤアブ. “身近な昆虫図鑑(そらいろネット)”. https://sorairo-net.com/insect/mushihikiabu/001.html, (参照 2023-10-15).
  2. . “”. , (参照 ).