ウソ Eurasian Bullfinch
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ウソの群れが,林内でエサを取っていました.群れといっても,見たところ,オス1,メス2の3頭でした.樹冠の細い枝に止まってしきりに口を動かしていますが,くわえているのはどうやら木の芽のようです.膨らんだ芽は柔らかくておいしそう.写真ではハンノキの実が見えていますが,左に見えている枝はおそらくヤマザクラなので,サクラの芽を食べているのではないかと.上はほおがピンク色のオス,下はメス.
こちらもなにかくわえているところです.黒い冬芽の殻(芽鱗)ごとくわえているようです.
オスのほおのピンク色がきれいに見える写真が撮れないかとがんばってみました.この部分はツヤがあって光るのですね.
基本情報
- 和名
- ウソ
- 分類
- 鳥綱 スズメ目 アトリ科 ウソ属 (Pyrrhula)
- 英名
- Eurasian Bullfinch
- 学名
- Pyrrhula pyrrhula (Linnaeus, 1758)
- 状況
- 東京都レッドリスト(本土部)2020年見直し版 東京都区部における区分:[NT] 準絶滅危惧,東京都本土部全体における区分:[VU] 絶滅危惧 II 類 (参考1)
- IUCN レッドリスト 2023-1:[LC] Least Concern (絶滅のおそれなし) ver 3.1, Pop. trend decreasing (個体数減少傾向) (参考2)
写真とメモ
水産試験場跡地の方のバードサンクチュアリの観察窓から.こんなに近くからウソのかわいい写真が撮れるなんて感激です.これまでははるか上空の樹冠付近にいるウソを見上げてばかりいましたので,近くからじっくり見られて満足です.このウソはエリが赤くないのでメスでしょうか.
観察窓にそっと近づいてみると,のぞき窓の2,3m先の草に止まっていました.ヒトの気配を感じてか,はじめはじっと固まっていましたが,しばらく静かにしていると草の実をしきりに食べ始めました.この草の実は,葉の形と実の感じから,カナムグラかなと思います.
その後,少しずつ移動しながらずっと食べ続けていましたので,しばらく観察したあとその場をそっと去りました.以前のトラツグミやベニマシコのときも思いましたが,観察窓はほんとうに優秀です.この窓がないとじっくり観察できない鳥がたくさんいますね.
メタセコイアの森で樹冠の方に数頭のウソがいました.はっきりのどが赤い個体はいなかったのですが,上の写真の左の個体,のどが薄くピンクがかっているのがオスかもしれませんがはっきりわかりません.止まっているのはカツラの木のようです.実?種?をついばんでいました.
以前撮った下の写真よりも,ちょっとだけマシな写真が撮れました.林の中で,ほぼの真上の林冠を見上げながらの撮影だったので,角度と光があいかわらず難ありなのと,ピントがそばの枝にあってしまうのが残念な感じです.
2頭とも首が赤いので,どちらもオスでしょうか.
カワラヒワの群れの写真を撮っていたら,その群れにはウソが混ざっていたようです.左が首が赤いので,ウソのオス.右がメスだと思います.偶然写り込んだだけなので,見事な「おしりショット」になってしまってますが,首の赤っぽいのが見られたのでラッキーです.
真ん中がカワラヒワ,両側がウソのオスとメスです.冬のうちに,今度はちゃんと狙って撮りたいです.
参考
- レッドリスト・レッドデータブック・植生図. “東京都環境局”. https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/red_data_book/.
- BirdLife International. 2018. Pyrrhula pyrrhula. The IUCN Red List of Threatened Species 2018: e.T22720671A132141969. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2018-2.RLTS.T22720671A132141969.en. Accessed on 02 January 2024.
- . “”. , (参照 ).
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