注意看板 Caution Sign
園内の看板には「水元公園サービスセンター」などの名前の入っている場合が多いです.直接お話をすることのあまりない,公園の運営者からのメッセージですね.
写真とメモ
最新の写真
園内看板の新作2点.看板のメッセージは,新作が出るたびに記述が具体的になってきます.「心ない野鳥撮影者」「カメラマンが怖くて通れない」…とかもう問題が限定されてしまっています.
公園利用者のうち,バードウォッチングをする人のマナーがとくに悪いのかというと,そういう訳ではない気がします.なにしろこの公園では鳥を見るの人数が非常に多いのがよくも悪くも影響していると感じます.ここは都市公園なので,一人で山の中でやる行為としてはぜんぜん無視できるようなことも,同じことをやりたくなる人が何十,何百人といるかもしれないという前提でその影響を考えないといけません.一人ひとりがかなり厳密に基準をはみ出さないように意識してほしいという意味の掲示ですね.反対の面では,鳥を見る人の数が多いことで,公園の設備やさまざまな施策なども,鳥見の人向けに整備され,優遇されていると感じますので,そのあたりはトレードオフなのかも.
林内立入禁止の看板の今年の新作3部作です.上の赤い看板の禁止項目の後半3つは鳥を撮影する人用のメッセージでしょう.下の白いほうは園内での迷惑行為についての注意.
新作2つ目.「どちらが大事ですか」看板は林の道のあちこちに掲示されています.
林の角地に掲示された看板.この場所は2方向に道が面しているのでショートカットして歩く人がいるのかもしれません.地面を掘らないでください,というのは,以前から林の道沿いに地面がずっと掘り返されていることを指しているものと思います.地面が掘る人が何のためにやっているのかわからないのですが,ミミズでも探して取っているのでしょうか.
投げ釣り禁止の看板の新しいのを見つけました.ちゃんとパウチされた看板です.R3年6月の日付つきなので最近設置されたようです.ちょっと気になるのは,以前この池に掲示されていた看板には「釣り禁止」と書かれていたような….「投げ釣り禁止」になっちゃってるのはどういう意味なのでしょうか.トンボの多い池なので釣り禁止になっていてほしいのですが….
林内立入禁止の立て看板が立ったのが2年前。今年の春にそのバージョンアップ版が立っているのを発見。禁止事項がより具体的になりました。この看板がいつ立ったのか、立てられるにあたって、今回はどういうトラブルがあったのかは不明です。今年の冬は、夜にガマ産卵を探しに行く以外は園内散策を自粛していたためです。何がきっかけかわかりませんが、ついでに鳥屋さんへの要望をすべて盛り込んだ感じでしょうか。
以前あったのは、林内で倒木が崩しまくられていたことでしたが、おそらく虫を食べに来る小鳥の写真を撮りたい人が、小鳥を集めるため?。他には林内に水場やエサ場を作って、道路からそこに来る小鳥を狙えるようにしたことなどがありました。この公園内の林では、鳥を見る人の人口が一番多いので、鳥を見る人の立場?が強く、鳥を見やすくするための「工夫」なら、他の来園者から反発が出にくいという背景があります。批判されなかったため、現場での「工夫」が一線を越えてしまったということなのでしょうね。
昆虫やキノコを見たい人の人口は非常に少ないため、これらの人が林床でごそごそするのは、鳥を見る人がいないときを見計らって、というところでした。許された範囲で今後も細々と観察したいと思います。
この春,あちこちの林の道端に立っているのを見つけた看板.理由が植物の保護のためとなっています.以前,植物の盗掘が問題になっていることをサービスセンターの方に伺ったことがありますので,何かきっかけになるトラブルがあったのかもしれません.
林床の虫とかキノコとかを探して,林の中をさまよい歩くのが楽しかった自分には,林内立入禁止はちょっとショックです.実は今までも,看板がなかっただけで,林の中を歩くのは禁止だったのだとしたら,これまでの行動は申し訳ないかぎりですが,これまでのことはともかく,今後は林に入るのはできないのは明確なので守っていきたいと思います.
このサイトを見てくださる方へのメッセージとしては,このサイトの写真には,林内に入らないと撮影できない写真がありますが,それらはすべて,上の注意看板がなかった頃の撮影です.もう立ち入れなくなった場所の写真を今後もこのサイトに掲載し続けることをご了承ください.
小合溜沿いに立っているのをみつけた釣りに関する看板.水元公園内の釣りのルールでは,延べ竿の釣りのみOKで,リール竿禁止,竿以外の道具を使っての採取も禁止,というものです.園内でリール竿を使った釣りをしている人を見ることがありますが,たまに見かけるのは,水辺を歩きながら,ルアーを投げては移動,また投げては移動を繰り返している方,ブラックバスとかライギョとかを狙っている人だと思います.それと,遠くまで吸い込み釣りの仕掛けを投げて水際に竿を立てかけて談笑している人,コイとかハクレンなどを狙っているのでしょうか.竿以外の道具でよく見る,手網によるガサガサ,四つ手網,わな(お魚キラーなど)などは禁止ということですね.たぶん,水元公園の釣りのルールを知らない人が多いのではないかと思います.上の看板も1箇所にしかないし,ルールを知らない人がリール竿で釣っているのを見て,他の人もリール竿の釣りをするという悪循環.
あまりこのルールを強く徹底させられない背景には,自分の想像ですが,都立公園の基本原則と,現状との相違点があるのではないかと思います.都立公園の基本ルールでは,釣りを含む動植物の採集はすべて禁止ですが,水元公園では「内溜」は釣りOKとされて環境が整備されています.しかし,内溜以外の小合溜(外溜)でも古くから釣り場として親しまれてきている歴史的経緯から,釣りが黙認されている現状です.もしも,正式な立て看板を充実させるなら,水元公園内の内溜以外の場所は釣り禁止とせざるを得ず,リール竿禁止(=のべ竿ならOK)というそれに反するルールを掲示することはできない…,ということなのかなと想像しています.
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿