写真とメモ

午前中、日差しが強く暖かい日でした。都心では観測史上もっとも早い「夏日」になったとのこと。それだけでも十分印象的な日のはずでしたが、更にその午後には、「煙霧」という気象現象が発生して驚きました。「煙霧」という気象用語、聞いたことがありませんでした。

煙霧の小合溜、2013年3月10日午後1時46分、煙霧発生後しばらくたった頃

午前中から強風は吹いていました。園内の放送では、樹木の下にいると枝などが落ちてくることがあるので気をつけてください、と何度か呼びかけていました。明るい青空でしたが、午後1時半ぐらいでしょうか、突然風がさらに強くなり、急に空が暗くなってきて、これは雨がふるのかなと思いましたが、なんかちょっと普通じゃありません。その時屋外にいた方は感じたと思いますが、空が黄色く、次第に茶色くなったこと、風上のほうから視界がどんどん悪くなっていったこと、目にごみがやたらに入りまさに砂嵐のようだったことなどが印象的でした。ちょうどバードサンクチュアリにいた自分は、鳥を見るのをあきらめて帰り始めたところで撮影した写真が上です。カメラの記録した画像情報によると、撮影時刻は13:46。このあと自宅に帰ったら髪の毛が砂でゴワゴワになってました。

ちょうどその前々日から前日にかけて、黄砂が関東まで届くという気象庁の予報が出たばかりでもあり、この「砂嵐」もてっきりゴビ砂漠発、中国経由の「黄砂」だろうと早合点したのですが、北関東で巻き上げられた砂が首都圏まで運ばれたとのニュースで、これまたびっくりでした。関東平野は首都圏に野菜などを出荷する畑が多いでしょうから、乾燥したシーズンにはこういうこともあるんでしょうね。またいつか起こりうる構造的なものということになるのでしょう。


参考

  1. 煙霧 - 『Wikipedia 日本語版』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%85%99%E9%9C%A7