クヌギ Sawtooth Oak
水元公園でクヌギを探している方へ
このページをご覧の方は「水元公園 クヌギ 場所」で検索して来られる方が多いことがわかりました.クヌギを探す方はおそらく甲虫の来る樹液場を探しているのではと思いますので,その方あてのメッセージです.
その1:水辺のさと(水産試験場跡地)は動植物の採取禁止のエリアです
このページでは,水辺のさと(水産試験場跡地の保全池付近)のクヌギ林で撮った写真を紹介しています.「水辺のさと」は観察したり,写真を撮ったりするのには非常に向いている場所なのですが,動植物の採取が禁止された管理エリアです.虫取り網の持ち込みもできませんので,ご注意ください(下の写真).
水辺のさとには,最近,上のような看板が出されました.
その2:樹液場を探すならコナラを探すのがよいかも.
このページでも書きましたが,園内の他の場所にはクヌギは植えられているものが中心で,林に生えているのはコナラのほうが多いのではないかと思いますので,コナラを探してみてください.コナラは縦に太い裂け目がたくさん入る樹皮が特徴的です.
基本情報
- 和名
- クヌギ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 バラ類 ブナ目 ブナ科 コナラ属 (Quercus)
- 英名
- Sawtooth Oak
- 学名
- Quercus acutissima
- 状況
- IUCN レッドリスト 2021-1:[LC] Least Concern (絶滅のおそれなし) ver 3.1, Pop. trend unknown (個体数動向 不明) (参考1)
写真とメモ
最新の写真
保全池の近くのクヌギの木.もうドングリはほとんど落ちたあとですが,ちょうどクヌギの紅葉がはじまっていました.クヌギの紅葉は「黄葉」ですね.まだ緑色が残っている葉も多いですが,きれいな黄色になってきています.
保全池の周辺の林は,この地域の雑木林を再現しようとしているのだと思いますが,樹種がいろいろまじっています.なかでもクヌギが一番本数が多く目立ちます.園内の他の林ではコナラが目立ちますが,ここでは見かけません.
クヌギの木の周囲の地面には,丸々としたクヌギのドングリがたくさん落ちています.木を見上げると,まだ落ちないで付いているドングリもわずかにありました.ほとんどはドングリの帽子だけが残ってます.
まだ緑色のクヌギのどんぐり発見.
下の写真の幹から出ている枝です.クヌギと一番見分けにくいのがアベマキとのことですが(参考2),アベマキはこのへんには生えているのかどうか.クヌギはどんぐりができていれば一発でわかるんですが.
樹液が出ていて,シロテンハナムグリの他に,カナブンやスズメバチが来ていました.
参考
- Carrero, C. 2019. Quercus acutissima. The IUCN Red List of Threatened Species 2019: e.T194048A2295121. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2019-1.RLTS.T194048A2295121.en. Downloaded on 12 July 2021.
- クヌギとアベマキの見分け方.“へんてこ樹木図鑑”. http://www.ki-net.jp/tree/kunu_abe/, (参照 2023-05-14).
- . “”. , (参照 ).
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