モミジバフウ American Sweetgum
基本情報
- 和名
- モミジバフウ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 ユキノシタ目 フウ科 フウ属 (Liquidambar)
- 英名
- American Sweet Gum, Sweet Gum
- 学名
- Liquidambar styraciflua
- 状況
- IUCN レッドリスト 2021-3:[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend stable (個体数動向 安定) (参考1)
写真とメモ
最新の写真
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通りかかった広場で,モミジバフウの木の下の方の枝の紅葉が進行中.赤・黄・緑の葉がちょうど混在している時期でした.
管理センターの裏の芝生の広場の周囲にあるモミジバフウの梢を見上げた写真です.モミジ形の葉が紅葉しはじめていて,午後の日差しを浴びてオレンジ色に光っていました.丸い実がたくさんぶら下がっています.園内のモミジバウフウでは,圃場の道路沿いのが見事に紅葉するのが毎年目立っていますが,ここにも植えられているのですね.
ここのモミジバフウは非常に背が高く,木の上のほうは紅葉が進んでいますが,下の方はまだ黄色や緑色です.これからだんだんと色づいているものと思います.
モミジバフウの樹皮は,縦に細かく裂けているところがスダジイにちょっと似た雰囲気.
地面には,黄色やオレンジ色,茶色など,様々な色の葉が混じって落ちています.
下の方の枝でも,紅葉しているところもありました.紅葉の進み方は同じ木でも微妙な環境の違いによって変わるのかもしれません.
モミジバフウの花は春に咲きます.これは花が終わったばかりの雌花というのでしょうか,または若い実というのでしょうか.秋までかけて実が成熟していきます.
小合溜沿いに並ぶ見事な紅葉の木々には「モミジバフウ」の看板が付いています.モミジバフウは,ずっとモミジ,カエデの仲間だと思っていました.葉の形も似ているし,モミジの名前も付いているし.調べてみると,目より上のレベルで分類が異なる全く別の植物でした.思い出してみれば,カエデ類の実は種に羽がついた特徴的な形で,スズカケノキの実のような,この実とはまったく違いますね.名前は,「モミジ+バフウ」なのかと思っていましたが,意味は「モミジバ+フウ」だそうで,フウというのが中国語の「楓」.「モミジの葉を持ったフウ」だそうです.
モミジバフウは別名アメリカフウといって,北米原産で大正時代に日本に移入されて街路樹として使われているそうです.フウの仲間には,モミジバフウの他にサンカクバフウ(タイワンフウ)という種類もあるそうです.
この見事な紅葉は,この1週間後には風雨でほとんど散ってしまっていました.
参考
- Beech, E., Crowley, D., Rivers, M.C. & Wilson, B. 2018. Liquidambar styraciflua. The IUCN Red List of Threatened Species 2018: e.T33966A67700725. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2018-1.RLTS.T33966A67700725.en. Accessed on 06 January 2022.
- “モミジバフウ”. ウィキペディア日本語版. 2021-09-26. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%9F%E3%82%B8%E3%83%90%E3%83%95%E3%82%A6, (参照 2022-01-06).
- モミジバフウ.“木のぬくもり・森のぬくもり”. http://www.jugemusha.com/jumoku-zz-momijibafuu.htm.
- . “”. (参照 ) .
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