スダジイ Itajii Chinquapin
基本情報
- 和名
- スダジイ,イタジイ,ナガジイ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 バラ類 ブナ目 ブナ科 シイ属 (Castanopsis)
- 英名
- Itajii Chinquapin
- 学名
- Castanopsis sieboldii (syn. Castanopsis cuspidata var. sieboldii)
- 状況
写真とメモ
最新の写真
シイの実というと,どんぐりの帽子にあたるものがなく,実全体を覆う皮?殻?があるだけだと思っていましたが,どんぐりっぽい見かけの実を撮影.まだ緑色の実が半分見えています.皮の部分の成長が悪いのでしょうか,殻の部分のウロコ模様が周囲の実に比べて細かいようにも見えますし,実が見えているところの境界が茶色になっています.
こちらは殻の見かけは他と同じですが.先端が裂けて実が見えています.
細かい毛が生えて,黄色っぽく見える葉裏.
スダジイの未熟な実です.シイの実は初夏に花が咲いた後,1年半後の秋に熟すそうです.この写真の状態は実が小さくて緑色をしていますのでおそらく1年目の秋で,あと1年かけて熟すのでしょう.
冬の椎(シイ)の木です.シイは常緑樹なので冬にも青々とした姿をしています.
日本産のシイ属は,スダジイ(イタジイ)とツブラジイ(コジイ)の2種類のみ.スダジイをツブラジイの変種とする分類もあるようですが,樹や花の見た目はスダジイとツブラジイはそっくり.中間型もあるそうです(参考3).自分には見分けはほとんどつきません.どんぐり(椎の実)の形が一番わかり易い違いのようです(参考2).マテバシイという種類もありますがそちらはシイ属ではなく,マテバシイ属という別の仲間であり,むしろコナラ属に近いそうです.
木の周囲に落ちていた椎(シイ)の実です.参考3によると,この実はスダジイの実ですね.スケールは1目盛りが1cm.地面に落ちているものをみても,一部は殻がついたままです.椎の実の殻は,他のどんぐりの帽子とはちょっと違っています.
椎の実はどんぐりとは呼ばないとよくいわれるのですが,自分はシイノキの生えない北国育ちなので,椎の実を他のどんぐりと区別したり,椎の実を食べたりした経験がなく,ピンときません.確かに,椎の実は先がとがっていて曲がっているので,コマにできず,子どもにとってはどんぐりよりも価値が低そう.でも,ドングリは渋くて食べられませんが,シイの実は渋くなくて,アク抜きをしなくても食べられるとのこと.
葉はつやつやして厚ぼったく,葉の縁は鋸状ですが,ゆるく波打っていて,触ると先端がとんがっていないので,指が山に引っかからず滑る感じです.
葉の裏の色が特徴的.薄い金色がかかった灰色.
樹形.といっても公園の木なので下の枝は落としてあるようです.
成長すると樹皮が縦に割れてくるとのこと.深い裂け目がたくさんあってごつごつです.
参考
- “スダジイ”. ウィキペディア日本語版. 2020-03-07. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%80%E3%82%B8%E3%82%A4, (参照 2020-08-16).
- スダジイ.“庭木図鑑 植木ペディア”. https://www.uekipedia.jp/%E5%B8%B8%E7%B7%91%E5%BA%83%E8%91%89%E6%A8%B9-%E3%82%B5%E8%A1%8C/%E3%82%B9%E3%83%80%E3%82%B8%E3%82%A4/.
- ブナ科シイ属スダジイ.“かのんの樹木図鑑”. http://kanon1001.web.fc2.com/foto_sinrin/K_buna/sudajii/sudajii.htm.
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