マテバシイ Japanese Stone Oak
基本情報
- 和名
- マテバシイ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 バラ類 ブナ目 ブナ科 マテバシイ属
- 英名
- Japanese Stone Oak
- 学名
- Lithocarpus edulis
- 状況
写真とメモ
最新の写真
ちょうど花の時期だったようで、マテバシイの花をはじめてみました。雄花と雌花があり、写真では中央の1本の下半分が雌花、それ以外が雄花ですね。同じブナ科ですが、コナラ属のシラカシやコナラなどは雄花が垂れ下がりますが、別のグループであるマテバシイの雄花は真っ直ぐに伸びる花ですね。
雄花の拡大。雄しべが糸状に伸びています。
こちらは雌花の拡大。上半分は雄しべの伸びる雄花で、下半分が雌花だと思います。花被片があるそうですが、この写真ではわかりません。雄花のガクも茶色くなっているので、雌花はもう咲き終わった後?
少し大きくなり始めた実がついています。まだどんぐりは見えず、帽子で全体が覆われています。マテバシイは花の咲いた翌年の秋にどんぐりができるので、この実は去年の6月に咲いた花からできた実で、今年の秋にどんぐりになる予定だと思います。
中央広場の外周道路の道沿いにどんぐりがたくさんついている木。マテバシイです。このあたりに多いシラカシ、アラカシなどよりも厚ぼっくてツヤの強い葉をもつ南方系の照葉樹で、もともとの自生地は本州では房総半島の先端とか、紀伊半島などだけ。九州や南西諸島などに多いそうです。園内ではあちらに1本、こちらに1本というように散在していますが、公園樹として植えられたものだということでしょう。
どんぐりのついている枝の拡大。かなり細長いどんぐりで、カシ類のどんぐりよりもコナラのどんぐりに近い形でしょうか。どんぐりの帽子(総苞)は小さくて表面が凸凹、ざらざらしています。アリが列をつくっていましたがこれは何の行列でしょう。ツヤのある体はクロクサアリでしょうか。
マテバシイのどんぐりは渋くなくそうで、参考2などにレシピがありました。次の機会にはぜひ食べてみたいですね。
マテバシイの葉。細長くて縁にギザギザがありません(=全縁)。
葉の裏はかなり白っぽいです。
幹にはひび割れほどではなくて、縦ジワのようなのがたくさんあります。
参考
- マテバシイ (2017年11月27日 21:55 UTC) - 『Wikipedia 日本語版』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%86%E3%83%90%E3%82%B7%E3%82%A4
- マテバシイのレシピ - 『クックパッド』 http://cookpad.com/search/%E3%83%9E%E3%83%86%E3%83%90%E3%82%B7%E3%82%A4
- マテバシイ - 『シリーズ自然を読む:樹木の声異を知る、生活を知る(ゑれきてる)』 http://elekitel.jp/elekitel/nature/2006/nt_54_mate.htm
- - 『』
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