基本情報

和名
オオハサミムシ
分類
節足動物門 昆虫綱 ハサミムシ目 オオハサミムシ科 Labidura
英名
Tawny Earwig
学名
Labidura riparia, Labidura riparia japonica (日本産亜種)
状況

写真とメモ

最新の写真

園内の街灯の下、2018年6月9日夜、くもり

今回、5,6月の街灯巡りをしていてよく遭遇したのが、たくさんのダンゴムシが折り重なるように集まっているところでした。おそらく交尾をしているのだと思いますが、この夜はそのダンゴムシの群れに2,3ペアのオオハサミムシも参加していました。写真は右がオスで左がメス。カメラを近づけたら交尾を一旦やめてしまったのですが、また同じオスとメスが近づいてきて交尾を再開するところです。上の写真は右のオスにピント。オスのハサミは太くて長い立派なハサミです。

園内の街灯の下、2018年6月9日夜、くもり

左がメスです。体はオスよりも一回り小さいですね。。メスのハサミはオスよりもずっと細くて短いです。胸と前翅の色はオスと同じですが、腹部の色がオスよりも黒っぽいのでしょうか。個体差?

右のオスの腹部のハサミの下(写真では上方向)に見える、白くて長いトゲ状の突起物がオスの交接器です。

園内の街灯の下、2018年6月9日夜、くもり

オスとメスが腹部の下面を合わせるように近づいてきて、角度をあわせていくところ。このあと交尾再開です。



中央広場、2014年8月31日昼、くもり

前翅に赤い三角があり、大きいハサミをもつ、オオハサミムシです。日本にいるハサミムシの種類は多いですが(参考1)、この種類はわかりやすいです。オオハサミムシは世界中の熱帯から亜熱帯に分布していて、日本産の種類は亜種として扱われることもあるようです。

中央広場、2014年8月31日昼、くもり

撮影のために障害物をどけたりしていたら、ハサミを振り上げて威嚇されました。ハサミがよく見えましたが、太くて途中に内側に突起のあるオスのハサミでした。


参考

  1. List of Earwigs (Dermaptera) in Japan - 『The Pages of Earwigs (Dermaptera) in Japan [日本のハサミムシ]』 http://cse.naro.affrc.go.jp/kohno/earwig/SpeciesList-e.html
  2. オオハサミムシ - 『北海道生物図鑑(生き物研究室)』 http://www.k3.dion.ne.jp/~gecko/zukan/photo/24/oohasamimusi.htm
  3. Labidura riparia (26 March 2018, 13:01 UTC) - 『Wikipedia』 http://en.wikipedia.org/wiki/Labidura_riparia
  4. - 『』