コナラ Konara Oak
基本情報
- 和名
- コナラ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 バラ類 ブナ目 ブナ科 コナラ属
- 英名
- Konara Oak
- 学名
- Quercus serrata
- 状況
写真とメモ
紅葉(最新の写真)
12月に入ると公園の紅葉の季節はもう終盤ですが、雑木林のコナラの葉が鮮やかな赤い色になっていました。赤というよりも朱色というのでしょうか、オレンジ色系の浮き出るような赤。一部は黒っぽい赤になっているところは枯れかけているところ?葉脈中心に緑色もまだ残っていて、紅葉は1枚の葉の中でも均一でなさそうな様子がわかります。
こちらの葉は緑色がまだたくさん残っている葉。緑色も赤色もどちらも鮮やかな色で、紅葉という現象が、葉が根元から折れたときに枯れるのとは色の変化が全然違うのだなと感じます。
コナラの枝を見上げたところ。
樹冠の枝。
圃場のはずれにあるコナラの木にまだ緑色のどんぐり多数発見。もうかなり大きくなってきています。コナラのドングリはその細長さが特徴ですが、あまり長くないように感じます。これから伸びていくんでしょうか。
葉の裏側から。低い位置の枝にもたくさんのどんぐりがなっていました。
コナラ属のうち、落葉樹はナラ、常緑樹はカシと呼ばれる事が多いようですが、公園内で見られる「ナラ類」はコナラの他にクヌギなどでしょうか。カシ類にはシラカシ、アラカシ、ウバメガシなど。ナラ類でコナラと一番似ているのは園内にはありませんがミズナラで、葉の形が似ていますが、葉柄の有無、鋸歯の様子で区別できます。1cmほどの葉柄があるのがコナラで葉柄がないのがミズナラ。葉の鋸歯は、葉の周囲の凹凸は小さいが先端が鋭いのがコナラで、周囲が大きく波打っているが先端が尖ってないのがミズナラ。
圃場のはずれのコナラの木。淡い色をした毛が目立つ若葉はまだ小さく伸び切っていません。若葉と同じ淡い色をした雄花の花穂が伸びています。
雄花の拡大。まだ花は開いてはいないみたいです。雌花は枝の先につく小さいく目立たないものですが、現場で探さずにスルーしてしまいました。
コナラの幹の樹皮。この木よりももっと裂け目が少なくてひとつひとつが広いような樹皮をよく見るような印象です。
園内ではシイやカシなどの常緑のナラ類の大木が目立ちますが、雑木林にはクヌギやコナラなどの落葉のナラ類も生えています。コナラの葉はミズナラほどではありませんが、先のほうが幅広くて鋸歯があります。
コナラのドングリは花が咲くとその年の秋に成熟するとのこと。写真は花が終わって雌花が膨らんできて、まだ小さな実。秋までに細長いコナラのドングリになるものと思います。
コナラの幹。これはまだ若い木ですが、樹皮に縦の粗い裂け目がよく見えます。
参考
- 樹木図鑑(コナラ) - 『木のぬくもり・森のぬくもり』 http://www.jugemusha.com/jumoku-zz-konara.htm
- 類似種の見分け方 他:カシワ-ミズナラ-コナラ-ナラガシワ - 『葉と枝による樹木検索図鑑』 http://elm3.web.fc2.com/top/ruijisyu-miwakekata-hoka/kasiwa-konara-mizunara-naragasiwa.html
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