シラカシ Bamboo-leaf Oak
基本情報
- 和名
- シラカシ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 バラ類 ブナ目 ブナ科 コナラ属
- 英名
- Bamboo-leaf Oak, Chinese Evergreen Oak, Chinese Ring-cupped Oak
- 学名
- Quercus myrsinifolia
- 状況
写真とメモ
最新の写真 どんぐりの時期
カシの木のドングリの写真を撮ってみました。ドングリといえば、パッと分かるのはまんまるのクヌギと細長いコナラぐらいで、それ以外のカシ類の区別は正直よくわかりませんので、参考1のサイトで調べてみますと、このドングリと葉の形はシラカシでした。クヌギやコナラと同じくコナラ属に含まれますが、コナラ亜属とアカガシ亜属に更に分かれるようで、常緑のカシの木はみなこちらに含まれます。ドングリの形が似ているのは、アカガシ、アラカシ、シラカシなどです。これらのドングリは、帽子(殻斗)にリング状の横縞があります。形はシラカシとアラカシのドングリはよく似ていますが、葉の形と鋸歯の様子が違います。シラカシは関東に多いカシで、アラカシは関西に多いカシなのだそうです(参考2)。
シラカシは常緑樹なので、冬芽が目立ちませんが結構大きめです。
春と違って、葉は深緑です。縁のギザギザは小さいですが、先が尖っているので指でなぞると引っかかる感じ。アラカシの葉の鋸歯はもっとはっきりしていて大きいそうです。
木の全体。
木の下にはドングリがたくさん。
花の時期
シラカシの花が盛大に咲き始めていました。まわりを見渡しても同じ時期に咲いているのはこの1本だけのようですが、クリの花っぽい香りはかなり感じられます。
※ 花の時期には、スダジイの花だと思っていましたが、どんぐりを確認したら、椎の実ではなくてカシのどんぐりでしたので、大訂正です。
咲いているのは、雄花のようです。雌花もあるのだと思いますが、写真ではわからないので、来年の課題に。葉はつやつやして厚ぼったく、細くて先が尖っています。
雄花の拡大。
樹冠が花でほとんど真っ白です。
樹皮は割れ目がなく灰色、全体がざらざらして縦に細かいスジ(皮目)がある感じ。
参考
- どんぐり図鑑 - 『吉野・大峰フィールドノート』 http://www.enyatotto.com/donguri/index.html
- シラカシ - 『木々@岸和田』 http://zasshonokuma.web.fc2.com/sagyo/si/sirakasi/sirakasi.html
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