ムクゲ Rose of Sharon
基本情報
- 和名
- ムクゲ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 バラ類 アオイ群 アオイ目 アオイ科 フヨウ属 (Hibiscus)
- 英名
- Rose of Sharon(米国)
- 学名
- Hibiscus syriacus
- 状況
写真とメモ
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たくさんの花をつけていた,植え込みのムクゲ.一番よく見る,薄ピンクの大ぶりの花をつけるタイプです.同じグループのハイビスカスと似ていて南国風の派手な花で,夏の暑い時期に引き立ちます.
ムクゲは中国原産で,古くに日本にも持ち込まれ,園芸品種がたくさんあるそうです.英語版のWikipedia(参考5)によると,ムクゲの英語名 "rose of Sharon"(シャロンのバラ)という名前は米国でよく使われている名前.現在ではムクゲの他にも,ブッソウゲ(ハイビスカス)やセイヨウキンシバイ(キンシバイの近縁種)なども "rose of Sharon" と呼ばれているそうで,一般名が混乱のもとになる例としてよく使われているとのこと."rose of Sharon" のもともとの由来は,ヘブライ語の聖書を英語に訳したときに使われた言葉で,それまでの訳では "flower of the field" (庭の花)として訳されていた言葉が,ある有名な訳で "rose of Sharon" と訳されたのが定着したそうです.単なる誤訳?とか思ってしまいますが….研究者によると,その節でシャロンのバラとか庭の花とか言われている花が何の種類なのかを推定すると,もっとも有力なのはクロッカス説だそうです.
高さ3m近い株です.草地に面した花にはハチ・アブ類が来ていました.
中央が雌しべ,そのまわりに筒状になった雄しべがあり,葯が周りを取り囲みます.
花はまだ咲き始めたばかりで,小さなつぼみがまだたくさんついています.
キクのような切れ込みの深い葉.
水べの野草園に来てみました.去年の秋はここでオオケタデとかイシミカワを見られたので今年も見られるかと期待してきたのですが,このあたりの植物の様子が変わっていて見つけられませんでした.ちょっと離れたヌマトラノオの近くでみつけた花が上の写真です.ムクゲといえば一重の薄いピンク系の花の印象があったので,この八重の青い花がムクゲと気づきませんでした.隣にムクゲらしいピンクのつぼみを見つけて,それならこっちもムクゲかなと.ムクゲは中国原産で古くに日本にも持ち込まれ,園芸品種がたくさんあるそうです.もとの花色はピンクですが,八重で青系の花も園芸品種のひとつのようです.
ムクゲの葉.キクの葉にちょっと似た感じもします.
隣の株には,薄ピンクのつぼみやまだ緑のつぼみが付いていました.添え木がしてあります.
参考
- Hibiscus syriacus. Wikipedia, The Free Encyclopedia. August 5, 2020, 15:08 UTC. Available at: https://en.wikipedia.org/wiki/Hibiscus_syriacus. Accessed August 16, 2020.
- “ムクゲ”. ウィキペディア日本語版. 2020-08-08. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%82%AF%E3%82%B2, (参照 2020-08-22).
- ムクゲ. “ヤサシイエンゲイ”. http://www.yasashi.info/mu_00006.htm
- ムクゲ. “三河の植物観察”. http://mikawanoyasou.org/data/mukuge.htm
- 'Rose of Sharon', Wikipedia, The Free Encyclopedia, 26 April 2020, 01:23 UTC, https://en.wikipedia.org/wiki/Rose_of_Sharon [accessed 16 August 2020]
- . “”. (参照 ) .
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