ハンノキハムシ Alder Leaf Beetle
基本情報
- 和名
- ハンノキハムシ
- 分類
- 節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 ハムシ科 ハンノキハムシ属 (Agelastica)
- 英名
- Alder Leaf Beetle
- 学名
- Agelastica coerulea
- 状況
写真とメモ
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ハンノキの幼木の根元でハンノキハムシの成虫を発見.ハンノキハムシは成虫越冬なのですね.園内にはハンノキが多いのでハンノキハムシも多いようです.
ハンノキハムシは園内でいろいろな時期に撮影したことがあります.ハンノキで幼虫が見られるのが5~6月,6月下旬には成虫になり,そのまま翌年まで成虫で過ごし,越冬した成虫は春にふたたび活動を始めて5月に産卵ということですね.
花菖蒲園の通路の木でハムシの幼虫や交尾している成虫をたくさん見つけました.成虫は強い光沢のある身体で緑がかった青い色.
近くまでカメラを近づけたら交尾中のペアの体勢が変わってしまいました.申し訳ない.
幼虫は黒ですが、右の4頭が左の3頭より大きいですね.齢数が違うようです.
葉の葉脈が赤いのが何なんだろうと調べてみると,ハンノキの葉は普通は緑ですが、ひこばえのときにこういう色になることがあるようです.
小合溜沿いのハンノキの下枝の葉にいた黒い小さなイモムシは、ハンノキハムシの幼虫でした。黒いツヤのある体は、ガの幼虫っぽくないです。そういえば、以前ハンノキハムシの成虫をハンノキの葉で見つけたことがあります。ハンノキハムシは年1回発生する種類で、越冬した成虫が卵を生んで、春に幼虫が育つ種類です。幼虫は葉脈を残しながら葉を食べていくので、葉にはまだらな食べ跡が残り、そこが透けています。
1枚の葉に幼虫がたくさん取り付いている葉があり、木全体でもかなりの数の幼虫がいるはず。
ハンノキハムシの幼虫の食べ跡は葉に穴が開かずに薄い膜のように見える繊維が残りますが、この葉にある穴は別の虫の食べ跡か。
花菖蒲園の近くに生えているハンノキの葉上でハムシを発見。
ハンノキハムシは名前の通りハンノキなどを食べる種類で、参考URLによると、新成虫が出るのが夏の7,8月ぐらい、成虫はそのまま越冬して初に産卵、6月下旬というと、このあたりでの新成虫の出はじめの時期なのでしょうか。
参考
- ハンノキハムシ. “樹木を食べる昆虫、北海道”. 地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 林業試験場.http://www.fri.hro.or.jp/zukan/konchu/00data/kochu/hamusi/hannoki/note.html.
- ハンノキハムシ. “昆虫エクスプローラ”. http://www.insects.jp/kon-hamusihannoki.htm.
- 森林生物データベース 00243 ハンノキハムシ. “森林生物情報”. 国立研究開発法人 森林総合研究所. http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/seibut/bcg/bcg00243.html.
- . “”. (参照 ) .
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