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みさと公園,2024年3月17日午前,晴れ

道端の低木の茂みにオナガの群れがいて,木の実でも食べていたのかと思いますが,近くに寄ってもあまり警戒していない様子.至近距離から見ると,オナガはきれいな色の鳥ですね.頭の黒と水色,灰色っぽい白の3色が並ぶので写真は撮りにくいですが.

オナガの原産は日本,中国,沿海州,モンゴルあたりですが(参考2),参考3では現在はヨーロッパのイベリア半島にも分布していることがわかります.移入個体でしょうか.

カラス科ということで,カラスのように頭がよいのか気になります.群れで生活しているところは,鳴き声でコミュニケーションをとりながらうまくやれていそうですが,行動自体は地味で,あまりカラスっぽくはありません.



基本情報

和名
オナガ
分類
鳥綱 スズメ目 カラス科 オナガ属 (Cyanopica)
英名
Asian Azure-winged Magpie
学名
Cyanopica cyanus (Pallas, 1776)
状況
東京都レッドリスト(本土部)2020年見直し版 東京都区部における区分: [NT] 準絶滅危惧,東京都本土部全体における区分:[NT] 準絶滅危惧 (参考1)
IUCN レッドリスト 2023-1[LC] Least Concern (絶滅のおそれなし) ver 3.1, Pop. trend increasing (個体数増加傾向) (参考2)

写真とメモ

サービスセンター付近,2014年4月6日夕方,くもり

曇った夕方でこの芝生広場にはちょうど人が誰もいない時でした.オナガの群れが地面まで降りてきて活動していました.これはクスノキだと思うのですが,幹の低いところに止まって何かしている様子.おそらく虫を食べてる?

サービスセンター付近,2014年4月6日夕方,くもり



サービスセンター付近,2013年5月12日夕方,晴れ

水元公園では,オナガのゲーイゲーイという鳴き声はいつも聞こえますし,尾の長い綺麗な姿で公園内を飛び回っている姿もよく目にします.小合溜の北の方から水産試験場跡地の東側のほうまで見られますが,1頭の行動範囲も広いのだと思いますが,個体数もたくさんいるのではないでしょうか.その割には,なかなか写真に撮れませんでした.基本的に,見晴らしのよい枝に姿をさらして止まることがあまりなく,葉の混んだ枝に止まること,めずらしく見やすい場所に止まっているときは,かなり警戒しているのか,一ヶ所にあまりじっとせずに飛んでいってしまいます.ずっと遠くからカメラを構えただけでも,じっと睨まれて首を傾けてみたりするんですよね.そういうわけで,たまにうまく撮れたオナガの写真です.上品な翼の空色と黒い頭部のコントラストが綺麗です.空色の長い尾も格好いいです.

サービスセンター付近,2013年5月4日夕方,晴れ

小合溜(キャンプ場付近),2013年5月4日夕方,晴れ



参考

  1. レッドリスト・レッドデータブック・植生図. “東京都環境局”. https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/red_data_book/.
  2. BirdLife International. 2017. Cyanopica cyanus (amended version of 2016 assessment). The IUCN Red List of Threatened Species 2017: e.T103721987A112291292. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2017-1.RLTS.T103721987A112291292.en. Accessed on 26 March 2024.
  3. Cyanopica cyanus (Pallas, 1776) in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/7341881 on 2024-03-26.
  4. . “”. , (参照 ).