ヒヨドリ Brown-eared Bulbul
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満開のトサミズキの枝に陣取り,花をどんどん食べているヒヨドリがいました.花だけを小花柄から切り取って食べています.トサミズキを拡大したら,花だけ取れたのがたくさんありました.
ヒヨドリは数頭いて,入れ代わり立ち代わり食べに来ています.
基本情報
- 和名
- ヒヨドリ
- 分類
- 鳥綱 スズメ目 ヒヨドリ科 ヒヨドリ属 (Hypsipetes)
- 英名
- Brown-eared Bulbul
- 学名
- Hypsipetes amaurotis (Temminck, 1830)
Syn. Microscelis amaurotis (Temminck, 1830) - 状況
- IUCN レッドリスト 2023-1:[LC] Least Concern(絶滅のおそれなし) ver 3.1, Pop. trend increasing (個体数増加傾向) (参考1)
写真とメモ
ちょうど満開のオオカンザクラの木に来ていたヒヨドリ.クチバシが花粉で黄色くなっています.ヒヨドリは蜜を吸うというよりも花ごと食べてしまうと聞いたことがあります.確かに,見ていると花びらをくわえているシーンもありました.
細い枝にも器用に止まってバランスを取っています.
花に口を持っていくときに,バランスを取って体がひっくり返ることも.
この日,ヒヨドリがたくさん見られたもう一つの場所は水生植物園の池でした.池の周囲のいろいろなところに止まって,水上を見つめています.水面の方に飛び出していっては,ホバリングして戻ってまた止まるのを繰り返していました.奥のハクセキレイも同じような行動をとっていました.
どうやら,エサとなる羽虫が羽化して,盛んに水上を飛んでいたようです.
ヒヨドリは普段は林縁の鳥の印象がありますが,ガマ?の茎にもうまく止まれます.
ホバリングしている瞬間.
晴れていましたが,風の非常に強い日でした.もう夕方で日が陰ってさらに寒くなってくる時間帯.枝で羽をふくらませたヒヨドリを見ました.首を縮めて頭部の模様が隠れると違う鳥みたいです.こんなにまんまるになるんですね.これはかわいい.寒そうですが.
林内のトウネズミモチの木.びっしりとなった黒い実を食べに,鳥が来ないかなと待っていたのですが,このとき来たのは,ツグミとヒヨドリだけでした.
参考3によると,ヒヨドリは日本周辺にしかいないので,海外から来たバードウォッチャーはヒヨドリを珍しがって見るそうです(参考3).
ヒヨドリは広い緑のあまりない住宅地でもピーーーヨ,ピーーーーヨという鳴き声がよく聞こえますので,スズメやムクドリと同じく最普通種という印象を持っていました.でも,このサイト用に写真を撮ろうとしていると,ヒヨドリは結構用心深く,なかなか近くで写真を撮らせてくれないことに気づきました.夕方遠い写真を撮ると,自分の腕では画質が悪くボケてしまいます.
参考
- BirdLife International. 2018. Hypsipetes amaurotis. The IUCN Red List of Threatened Species 2018: e.T22713192A131969016. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2018-2.RLTS.T22713192A131969016.en. Accessed on 21 March 2024.
- Hypsipetes amaurotis (Temminck, 1830) in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/7342055 on 2024-03-21.
- “ヒヨドリ”. ウィキペディア日本語版. 2024-02-12. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A8%E3%83%89%E3%83%AA, (参照 2024-03-21).
- . “”. , (参照 ).
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