ヤマモモ Red Bayberry
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圃場のヤマモモの木を遠くから見ると,葉に囲まれて赤いものが見えました.近づいてみるとつぼみが赤く色づき始めています.もうじき,花の咲き始める時期です.写真中央に見える1つの小さいつぼみが雌花のつぼみ,他の大きいのが雄花のつぼみのように見えます.遅れて咲くという雌花も見たいところです.
ここのヤマモモの木は地面の近くにもつぼみのある枝があります.
まだ緑のつぼみも.葉の裏の確認.毛はなく周囲が縁取るように裏側にめくれているように見えます.木この葉の周囲は全縁ですが,まばらな鋸歯があることもあり,若い木では鋭い鋸歯が並ぶこともあるとのこと(参考2).
樹皮.
基本情報
- 和名
- ヤマモモ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 バラ類 ブナ目 ヤマモモ科 ヤマモモ属 (Morella)
- 英名
- Red Bayberry, Chinese-arbutus
- 学名
- Morella rubra
- 状況
写真とメモ
水生植物園の林を歩いているとき,辺り一帯が甘酸っぱい香りで満ちていました.はじめはこのあたりにも樹液が出ている場所があるのかなと思ったのですが,樹液の発酵する匂いよりももっと甘さが強い匂いです.木から何かが地面にボタッ,ボタッと落ちる音も間欠的に聞こえます.見上げると頭上の枝に赤い実が鈴なりになった,ヤマモモの雌株が何本も並んでいました.まだ黄色っぽい実も混じっていますが,大部分はきれいな赤,中には赤黒く熟しているのもあります.
実の拡大.大きな実に小さな粒がびっしり.ヤマモモの実は生食するとおいしいとのことですが,一番低い枝でも高さ3m近いところでしたので,味見は断念.
圃場のはずれでみつけた地味な花ですが,ヤマモモの雄花でした.ヤマモモは関東以西に自生する常緑高木で,雌雄異株.ヤマモモには栽培品種もあって,生で食べる他,ジュースにしたり,ジャムを作ったりするそうです.雌株には6月頃に実がなるそうですが,この場所には雄株1本しかなさそうなので,実を食べてみるにはまず雌株を探さないといけないですね.
この時期,まだ開いていない花も多いようでした.雌花は雄花よりもずっと小さくて地味.
参考
- ヤマモモ(山桃) 雄株の雄花と雌株の雌花. “里山コスモスブログ”. http://blog.goo.ne.jp/utyucosmos/e/fd61ab1070dd568559e4b6240b31c47d, (参照 2023-06-24).
- ヤマモモ(山桃). “松江の花図鑑”. http://matsue-hana.com/hana/yamamomo.html, (参照 2023-06-24).
- . “”. , (参照 ).
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