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外環道沿い、2018年9月17日午後、くもり

水元公園のエリアを南北に横切る外環道の近くに行ってみました。この場所は東金町運動場エリアとの境界付近です。外環道は小合溜からも見えますが、遠い小合溜からは普通の車の通行音は聞こえません。さすがにすぐ近くのエリアに来ると、車が通る音はみな聞こえる印象。防音壁の効果が出ているのか、あまりうるさいという感じはしませんが、公園の背景音としていつも聞こえていて、このあたりは以前のような完全な静寂になることはないという感じでしょうか。

外環道沿い、2018年9月17日午後、くもり

外環道の防音壁は、曇り空には溶け込む色ですね。


開通後

小合溜より、2018年7月8日午前、晴れ

三郷南インターから少し南下した辺りが見えています。6月から運用されはじめた外環道の新開通部分。園内から見える高架の道路には、自動車が走っているのが見えるようになりました。騒音や大気汚染などの影響が出るのかどうか心配していましたが、音については、園内の大半の場所ではほとんど気にならないことがわかりました。道路のすぐ近くにはまだ行ってませんので、ごく近いところでは騒音は出ているかもしれません。ただ、これは他の環境音が多い昼の話で、夜はちょっと違います。この6月は何回か街灯巡りをしに、土曜日の夜中に公園に来たのですが、小合溜や中央広場など、園内の多くの場所で外環道からの音が結構聞こえてました。どのように聞こえるかといいますと、ふつうに走っている車は気になりません。何台かに1台、エンジンや排気系をいじっていると思われる自動車、バイクなどが甲高い音を出して通ると、その音が響きました。クビキリギスやシブイロカヤキリなどの虫の声、ホトトギスの鳴き声、小合溜の水面から飛び出すコイライギョの水音など、園内で聞こえる夜の音に混じって「プァーン」「ブォーン」という走行音が…。排気ガスの影響はすぐには出ないでしょうから、今後様子見でしょうか。


開通前

小合溜より、2018年2月18日午後、晴れ

園内の小合溜から北東方向を見ると、白く長い建物のようなものが見えます。写真の右がみさと公園で、正面がバードサンクチュアリ方面です。この白い建物が写真を左右に延びる外環道の高架です。上部の白い部分が防音壁です。高架の土台をつくる工事がいつ始まったのかは覚えていませんが、次第に建設が進んでいく様子が見えていました。もう工事は終わったようですので、今後見られる風景としてはこの状態で確定ですね。外環道の高架の通っている場所は江戸川の西岸で、写真の付近では、小合溜のすぐ東側、もっと南側では東金町運動場(水元公園の一番新しい区画)と水元公園の間を通ります。

外環道は、正式名称「東京外かく環状道路」で、首都高の中央環状線よりも外側を通る環状線です。更に外側を通る圏央道と合わせて、3環状と呼ぶそうです。外環道の完成時は千葉を走る首都高湾岸線と東名高速を結びますが、埼玉県側まで大回りして都心を迂回する道路になるそうです(参考1)。この外環道には未開通部分があります。その未開通部分のひとつが常磐道と湾岸線をつなぐ部分です。常磐道の三郷ジャンクションのとなりにあたる三郷南インター(三郷市)から、湾岸線の高谷ジャンクションまでの区間が未開通で、水元公園から見える部分は三郷南インターよりも南に当たる未開通部分です。

三郷南インターよりも南側の未開通部分を車が通り始めるのがもうすぐ、2018年(平成30年)6月に迫っています(参考2)。あと3ヶ月たって、車が通り始めるとどういう影響があるのか、たとえば、車の通る音が公園から聞こえるのか、排気ガスの影響があるのかどうかなど、この夏は気をつけてみたいと思います。


参考

  1. 外環道(東京外かく環状道路) - 『国土交通省関東交通整備局』 http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/road/3kanjo/gaikan/
  2. 東京外かく環状道路(三郷南IC~高谷JCT間)の開通の見通しについてお知らせします。(記者発表資料 PDF) - 『国土交通省関東交通整備局』 http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000690141.pdf
  3. - 『』