マルバルコウ Scarletcreeper
基本情報
- 和名
- マルバルコウ、マルバルコウソウ、ツタノハルコウ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 キク類 シソ類 ナス目 ヒルガオ科 サツマイモ属
- 英名
- Scarletcreeper, Red Morningglory
- 学名
- Ipomoea hederifolia (syn. Ipomoea coccinea)
- 状況
写真とメモ
道端に咲いていた鮮やかな赤い花。ツル性の草で、植え込みや雑草に巻き付いて広がっていました。マルバルコウ、またはマルバルコウソウは、北アメリカ原産の外来種で、日本には江戸末期に観賞用として導入された種類、現在は西日本中心に広がっている種類のようです(参考1)。ヒルガオ科サツマイモ属の植物で、サツマイモのほか、アサガオも含まれているグループです。花はアサガオを小ぶりにした感じに近いかもしれません。ルコウとはどういう意味なのかと思ったら、漢字で「縷紅」と書くようです。「紅」は花の赤さを示しますが、「縷」は、一縷(いちる)の望みの「縷」で細いことを示します。マルバルコウの葉は細くありませんが、ルコウソウは葉が糸のように細く裂けた形をしているとのこと。
参考3でマルバルコウの学名を調べたところ、日本の資料で使われている Ipomoea coccinea という学名は Ipomoea hederifolia のシノニム(異名)とされていました。Ipomoea hederifolia は Wikipedia ではツタノハルコウという種類の学名となっていて、ただし、ツタノハルコウとマルバルコウが同じ種類の異名となっている資料もあります(参考1)。
葉の様子。葉は鋸歯のない心型で、先が尖っています。
つぼみ。唐辛子みたいです。
参考
- マルバルコウソウ - 『侵入生物データベース(国立環境研究所)』 https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80290.html
- マルバルコウ (2015年12月4日 06:43 UTC)-『ウィキペディア日本語版』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%A6
- Hassler M. (2018). World Plants: Synonymic Checklists of the Vascular Plants of the World (version Apr 2018). In: Roskov Y., Ower G., Orrell T., Nicolson D., Bailly N., Kirk P.M., Bourgoin T., DeWalt R.E., Decock W., De Wever A., Nieukerken E. van, Zarucchi J., Penev L., eds. (2018). Species 2000 & ITIS Catalogue of Life, 24th September 2018. Digital resource at www.catalogueoflife.org/col. Species 2000: Naturalis, Leiden, the Netherlands. ISSN 2405-8858.
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