基本情報

和名
モエギザトウムシ
分類
節足動物門 クモ綱 ザトウムシ目 カワザトウムシ科 スベザトウムシ属
英名
(in Jpn.) Moegi-zatomushi; A Species of Harvestmen
学名
Leiobunum japonicum
状況

写真とメモ

園内の林、2018年8月11日朝、晴れ

林内の木の根元を歩いていたザトウムシの仲間。上の写真ではどこに虫がいるのかもよくわからないと思いますが、写真をクリックして拡大していただくとわかりやすいかもしれません。下の写真は虫の体の場所をトレースしたものです。写真の中では虫の体がほんとに小さいのですが、長い脚をすべて視野に収めようとするとこんな感じになってしまいました。

種類を調べたところ、モエギザトウムシという種類が該当しました。ザトウムシのことを子供の頃はアシナガグモなどと呼んでいた気がしますが、いわゆるクモではないんですね。普通のクモ類とは、分類上はクモ綱クモ目に含まれる種類のことですが、ザトウムシはクモ綱ザトウムシ目に含まれます。クモ綱とは、他にダニ類やサソリ類なども含まれるグループなので、クモ綱すべてがクモというわけではないのですね。ザトウムシ類は世界で数千種類いて、未分類の種類も含めると1万種類以上いると予想されているそうです。

園内の林、2018年8月11日朝、晴れ

脚の関節のあたりが白くなっているのを目印にすると、一番上の写真でどこに虫がいるのかわかりやすいかもしれません。左右4対ある脚(歩脚)の長さがぜんぜん違います。一番前の脚が最も短そうです。それと、白い関節の数が3箇所で、4つのパートに分かれて見えるのが、腿節、脛節、跗節の3つに分かれている昆虫よりも1つ多く感じます。参考6, 7で勉強してみると、昆虫を含む六脚類では1本の脚は5つのパートに分かれていて、根元から順に、(基節)、(転節)、腿節、脛節、跗節と呼ばれるとありました。カッコを付けたのが短い節のようです。一方、クモやザトウムシを含む鋏角類では全部で7節、根元から(基節)、(転節)、腿節、(膝節)、脛節、蹠節、跗節とありました。見た目で4つに分かれて見えるのに加えて、あと3つ短い節があるということかと思います。写真を見直して見ると、一番先端の跗節が半分取れてしまっている脚があるようです。

園内の林、2018年8月11日朝、晴れ

体の部分の拡大。明るい色をした円盤状の体で、頭胸部と腹部の2つに分かれて見えるクモと違います。歩脚は左右4対で、等間隔に並んでついていますが、みんな前向きについている感じが、足を細くしたカニという印象。体に近い腿節とその先にある脛節との間に、短い膝節があるのがわかります。小さな目が顔の真ん中に寄っていてかわいいですが、顔の前に触角に当たる触肢があるはずですが、見えていません。暗い場所なので細部まではっきり見えずに残念です。


参考

  1. ザトウムシ(2018年1月27日 08:23 UTC)-『ウィキペディア日本語版』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%B7
  2. Opiliones (12 August 2018, 09:35 UTC) - 『Wikipedia』 https://en.wikipedia.org/wiki/Opiliones
  3. モエギザトウムシ - 『虫navi』 https://mushinavi.com/navi-insect/data-zatou_moegi.htm
  4. モエギザトウムシ - 『東京23区内の虫 2』 http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-2599.html
  5. モエギザトウムシ - 『高尾山の宝物たち | TAKAO 599 MUSEUM』 http://www.takao599museum.jp/treasures/others/%E3%82%AB%E3%83%AF%E3%82%B6%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%B7%E7%A7%91%E3%80%80/377/?lang=ja
  6. 関節肢 (2018年7月28日 03:14 UTC) - 『Wikipedia日本語版』 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E7%AF%80%E8%82%A2
  7. Opiliones (Suzuki S, Tsurusaki N) (PDF) - 『Pictorial keys to soil animals in Japan (Ed. by Aoki J) 1991 』 http://www.museunacional.ufrj.br/mndi/Aracnologia/pdfliteratura/Suzuki/Suzuki,Tsurusaki%20(1991)%20Pictorial%20key%20Soil%20animals%20Japan,%20Opiliones.PDF
  8. - 『』