基本情報

和名
シブイロカヤキリ
分類
節足動物門 昆虫綱 バッタ目 キリギリス科 Xestophrys
英名
(in Jpn.) Shibuiro-kayakiri; A Species of Meadow Grasshopper
学名
Xestophrys javanicus
状況

写真とメモ

最新の写真

園内の街灯,2022年5月28日夜,晴れ

シブイロカヤキリ.よく似ているクビキリギスは後肢の腿節が腹端を超えますが,シブイロカヤキリはもっと足が短いです.頭を下にしてイネ科の草に止まり同化しようとしていますが,さすがにこの太さの違いと色の違いからまったく隠れられていませんね.この個体は産卵管が見えるのでメスです.いつも鳴き声を頼りに探していましたのでオスばかり見ていますので,メスの産卵管は初.見えている部分の産卵管は,ほぼまっすぐで少しだけ背側に反りながら翅端付近までのびています.

シブイロカヤキリは,2010年の東京都レッドリストには「情報不足」カテゴリーで掲載されていますが,2020年のリストでは削除されていました.



中央広場, 2018年4月21日夜, 晴れ

春の夜の水元公園を徘徊してきました.中央広場の周辺や圃場, バードサンクチュアリの森の街灯をまわりながら春のガが来ていないか見てまわりました.昼は日差しも強く夏のように暑くなった日でしたが, 夕方からは涼しくなり, ガはどうやら低調.この夜一番目だったのはあちこちの草むらから響くビーッ(ジーッ)という金属的な鳴く虫の声.春のビーッはクビキリギスということで, クビキリギス探しをしました.写真は翅を広げてしきりに鳴いているところ.ずっとクビキリギスとばかり思っていましたが, 帰って写真を見てみるとなんか違う感じで, 調べてみましたら別種のシブイロカヤキリという種類でした.クビキリギスとは鳴き声も少し違うそうで, クビキリギスのほうがより都市部にいるそうです.クビキリギスもいるのかどうかリベンジしたいところです.

シブイロカヤキリは見た目が一番似ているのはクビキリギスですが, 分類上はカヤキリにより近い仲間で, ただしカヤキリとごく近縁というわけでもないようです.クビキリギスよりも体が短く寸詰まりで, 後脚が短いのがわかりやすい特徴.他に, 顔の口の周りの色がクビキリギスでは鮮やかな赤い色ですが, シブイロカヤキリではかなり黒っぽい色です.もともと南方系の種類で日本と朝鮮半島が分布の北限で, 広く東南アジアまで分布.日本では近年分布を北に広げつつあるようです.ちなみに学名の javanicus は(インドネシアの)「ジャワ島の」の意味ですね.japonicus 「日本の」と空目します.

中央広場, 2018年4月21日夜, 晴れ

中央広場周辺の道端の植え込みの中で.この虫は光を当てていても鳴くのをやめませんね.

中央広場, 2018年4月21日夜, 晴れ

こちらは別個体で, 街灯の下を飛んでいた虫が着地したところを撮影.こちらもオスですね.後脚が短くて, 腿節が腹端付近までしか届きません.顔の黒っぽいのはちょっと陰になってます.

中央広場, 2018年4月21日夜, 晴れ



参考

  1. レッドデータブック. “東京都環境局”. https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/red_data_book/.
  2. “シブイロカヤキリ”. ウィキペディア日本語版. 2021-09-04. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%AB%E3%83%A4%E3%82%AD%E3%83%AA, (参照 2022-07-28).
  3. シブイロカヤキリとクビキリギス. “Hirokou's Field Notes”. http://hirokou.blog.so-net.ne.jp/2012-06-19.
  4. 渋色と首切. “トンボの日々”. https://brunneus.exblog.jp/22783186/.
  5. . “”. (参照 ) .