ウンモンスズメ Unmon-suzume Hawk Moth
最新の写真
疎林の緑の下草のすき間に褐色系の枯れ葉のようなものが目について,よく見たら大きなスズメガ.ウンモンスズメはニレ科を食べますが,この林には,アキニレが生えているのには気づきませんでしたが,ケヤキは生えています.ウンモンスズメの成虫は年2回発生で,時期は5~9月とのことなので今年第2化の時期のようです.
基本情報
- 和名
- ウンモンスズメ
- 分類
- 節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (ガ類) カイコガ上科 スズメガ科 ウチスズメ亜科 Callambulyx 属
- 英名
- (in Jpn.) Unmon-suzume; A Species of Hawk Moths
- 学名
- Callambulyx tatarinovii gabyae Bryk, 1946 (Callambulyx tatarinovii 種の日本産亜種)
- 状況
写真とメモ
通り沿いのアキニレの幼木の下に大きなフンがたくさん落ちていました.ちょっと探すと大きなスズメガの幼虫を発見.きれいな緑色で節間に斜めの白線があり,尾部の突起はまっすぐで赤褐色.ウンモンスズメの終齢幼虫のようです.幼虫はニレ科を食べるのでアキニレにいるのはあっています(参考2).ウンモンスズメは日本の他,沿海州から中国,朝鮮,台湾まで分布.いくつかの亜種に分かれていて,日本産は1つの亜種扱いです(参考1).
ウンモンスズメの幼虫をネット検索すると出てくる写真には今回の写真と同じタイプ(参考2)と,斜めの白線に重なるように赤い斑紋がある幼虫がいます(参考1,3).地域差などの遺伝子多型があるのか,なにかの環境条件とかで変わるのでしょうか.
頭部の拡大.幼虫の体の表面には小さな突起がありその部分の色が白っぽい点として見えています.
参考
- Callambulyx tatarinovii Bremer & Grey, 1852 in GBIF Secretariat (2021). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/1864793 on 2022-10-10.
- ウンモンスズメ. “みんなで作る日本産蛾類図鑑”. (参照 2022-10-10) http://www.jpmoth.org/Sphingidae/Smerinthinae/Callambulyx_tatarinovii_gabyae.html.
- ウンモンスズメ. “東京23区内の虫 2”. (参照 2022-10-10) http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-289.html.
- ウンモンスズメ. “暁の蛾類図鑑”. (参照 2022-10-10) http://kanon1001.web.fc2.com/data_musi/ga/suzume_ga/unmon_suzume/unmon_suzume.html.
- . “”. , (参照 ).
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿