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園内の疎林,2024年7月21日お昼,晴れ

ネムノキの花が終わりかけの時期ですが,花の下に豆のさやができているのに気づきました.ネムノキはマメ科だと再認識しました.ネムノキの豆のさやは平べったく,中の豆は小さくて薄っぺらいです.ネムノキの豆は秋に熟して黒褐色になるようです.

園内の疎林,2024年7月21日お昼,晴れ

上のほうには,最後のピンクの花がまだ残っているところ.



基本情報

和名
ネムノキ
分類
被子植物類 真正双子葉類 バラ類 マメ目 マメ科 ネムノキ属 (Albizia)
英名
Persian Silk Tree, Pink Silk Tree
学名
Albizia julibrissin Durazz.
状況
IUCN/ISSG 世界の侵略的外来種侵略的外来種(米国),原産(アジア:日本,韓国,中国,パキスタン,アフガニスタン,イランなど) (参考1)

写真とメモ

ごんぱち池方面,2018年7月1日朝,晴れ

咲いたばかりのフレッシュな花を撮りたいと思っていましたが,やっと時期が合いました.ピンクと白の雄しべがピンと伸びてます.まだ開いていないつぼみもたくさんあります.



ごんぱち池方面,2016年6月25日午後,くもり

数年前に撮影したのと同じ場所のネムノキです.この場所は斜面になっていて,木の高いところについている花を斜面の上から見ている感じです.

ごんぱち池方面,2016年6月25日午後,くもり

前回撮影したときは咲いてからかなり時間が経過していたのか花がクシャクシャでいまいちでしたが,今回もいまいちかもしれません.ネムノキの花はピンクのおしべがピンと伸びた様子をイメージしますが,写真では曲がっているのが多いです.



ごんぱち池方面,2013年7月7日朝,晴れ

園内のネムノキの花が咲き始めていました.ネムノキは夜になると葉を閉じるので有名.オジギソウのように触っただけで葉を閉じることはありません.花は,ピンクと白のグラデーションできれいな花ですが,花びらがなく,糸状にたくさん伸びているのはおしべだそうです(参考3).いかにもアジア風の花ですが,持ち込まれたアメリカで増えてしまい,侵略的外来種になっているようです(参考1).

ネムノキの花が咲くと盛夏を意識します.キチョウの幼虫が食べますが,子供の頃に山あいのネムノキでアオスジカミキリを採った記憶があります.



参考

  1. Global Invasive Species Database (2018) Species profile: Albizia julibrissin. Downloaded from http://www.iucngisd.org/gisd/species.php?sc=364 on 17-07-2018.
  2. Albizia julibrissin Durazz. in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/2972983 on 2024-08-01.
  3. ネムノキ. “植物雑学辞典"(岡山理科大学 総合情報学部 生物地球システム学科 植物生態研究室(波田研)のホームページ). https://www1.ous.ac.jp/garden/hada/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/leguminosae/nemu/nemu.htm, (参照 2024-08-01).
  4. . “”. , (参照 ).