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水辺の野草園,2025年6月22日朝,晴れ

水辺の野草園でピンク色のシソ科のニガクサの花.長い花序の下から花が咲くようで,上にこれから咲くつぼみが並んでいます.葉はツヤがなく鋸歯があり,細い葉脈が張り巡らされています.以前撮った7月の写真では花序の上の方の花が咲いていたので,花の時期の終わり近くのようです.

水辺の野草園,2025年6月22日朝,晴れ

花びらは上唇がなく,下唇が前部の大きな部分,側面と後方の小さな2対の部分のあわせて5つに分かれているように見えます.ニガクサの花は薄紫色と思っていましたが,この花が濃いピンクなのは園芸品種でしょうか.



基本情報

和名
ニガクサ
分類
被子植物類 真正双子葉類 キク類 シソ目 シソ科 ニガクサ属 (Teucrium)
英名
Spike-flower Germander, Japanese Germander
学名
Teucrium japonicum Houtt.
状況
時期
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写真とメモ

グリーンプラザ野草園,2014年7月20日午後,晴れ

ニガクサというシソ科の草花です.いかにもシソのような花の付き方.ニガクサ属は世界で何百種類も含まれる大きなグループで,英語で germander と呼ばれます.主に花を鑑賞する園芸種も含まれているようです.

グリーンプラザ野草園,2014年7月20日午後,晴れ

花の拡大.薄紫色の花の1つ1つが大きくて優しい感じがしました.

グリーンプラザ野草園,2014年7月20日午後,晴れ

日本全土と東アジアに分布する種類とのことですが,ここの野草園以外ではまだ見たことがありません.この野草園という場所は草花中心にいろいろな種類がところ狭しと並んでいて,どの季節に入っても何かしらの花が咲いていていつも感心します.本来は東京地方に分布するはずが,なかなか公園内では見られない草が集められているものと理解していますが,木を植えるのと違って毎年見られるためには草花の維持管理が大変そうです.



参考

  1. Teucrium japonicum Houtt. in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/3896071 on 2025-08-07.
  2. ニガクサ. “三河の植物観察”. https://mikawanoyasou.org/data/nigakusa.htm, (参照 2025-08-07).
  3. ニガクサ. “松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/nigakusa.html, (参照 2025-08-07).
  4. . “”. , (参照 ).