基本情報

和名
チャバネアオカメムシ
分類
節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 カメムシ亜目 カメムシ科 チャバネアオカメムシ属 (Plautia)
英名
Brown-winged Green Bug
学名
Plautia stali
状況

写真とメモ

最新の写真

小合溜沿いの草地,2022年5月3日朝,晴れ

日向のクワの葉の上でたくさんのチャバネアオカメムシが見られました.チャバネアオカメムシはあちこちで交尾中です.

小合溜沿いの草地,2022年5月3日朝,晴れ

このあたりのチャバネアオカメムシが年2回発生とすると,越冬した成虫が交尾して5月に産卵,今年の第1化が夏に羽化して8月に産卵.秋に育った成虫が越冬… ということになるでしょうか.



園内の街灯,2021年8月22日夜,くもり

街灯の支柱にいたガを見ていたら,なにかの卵らしきものを発見.産まれているのは古いクモの巣か引っかかった草のようなところ.卵は丸い縁取りがあり形が整っています.普通種のチャバネアオカメムシの卵がこれとよく似ていました(参考4).この種類は10月頃まで活動するようなので,これから孵って秋までに成虫になり越冬する第2化か第3化の個体なのだと思います.

園内の街灯,2021年8月22日夜,くもり

TAKIGENというのは,タキゲン製造という東京の会社で,これは防水ロックのようです(参考5).下の穴からキーを刺して回すとフタが開きます.



水生植物園,2019年5月4日午後,くもり

草地で見つけたチャバネアオカメムシ.触角の各節が2色になっているところ,前胸背の側縁に黒い縁取りがあるところなどが見えます.全胸背の側縁とは,目の後ろから翅の付け根まで走る胸部の縁のことで,ここに黒線があるのがこの種類.これと近縁で南方系の種類のヒメチャバネアオカメムシでは黒線がないとのことです(参考3).

水生植物園,2019年5月4日午後,くもり



小合溜沿いの草地,2013年9月22日午前,晴れ

チャバネアオカメムシは普通種のカメムシで,果樹の害虫として有名.参考2によると,幼虫の時はスギやヒノキについて育つそうです.



参考

  1. チャバネアオカメムシ.“虫ナビ”. http://mushinavi.com/navi-insect/data-kame_tyabaneao.htm.
  2. 大橋:球果と果樹の害虫 チャバネアオカメムシ. 岐阜県の林業 570:2001.03. https://www.forest.rd.pref.gifu.lg.jp/rd/ikurin/0103gr.html.
  3. チャバネアオカメムシです。このカメムシにも「ヒメ」がおり迷いました。 “廿日市市の自然観察(昆虫)”. https://s2014no64.at.webry.info/201405/article_8.html.
  4. チャバネアオカメムシ. “東京23区内の虫 2”. (参照 2021-10-24) http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-240.html.
  5. A-1316 / A-316:ステンレス 防水ロックハンドル. “タキゲン製造株式会社”. (参照 2021-10-24) https://www.takigen.co.jp/products/detail/A-1316?group_id=11150&view=photo&pageno=1&perpage=20&reset=&allitems=&initial=1.
  6. . “”. (参照 ) .