ダンドク Indian Shot
基本情報
- 和名
- ダンドク
- 分類
- 被子植物類 単子葉類 ツユクサ類 ショウガ目 カンナ科 カンナ属 (Canna)
- 英名
- Indian Shot, African Arrowroot, Canna Lily
- 学名
- Canna indica
- 状況
- IUCN/ISSG 世界の侵略的外来種:侵略的外来種(北米,南米,アジア・ヨーロッパの一部の国,オセアニア,太平洋の島嶼),原産(熱帯アメリカとカリブ海の島嶼) (参考1)
写真とメモ
最新の写真
冬になったカンナの株では,まだ葉は青々としていますが,花茎と実は茶色く枯れて乾燥していました.写真は,実から種を取り出してみたところです.つや消し黒でまん丸の種は,どこまでも転がっていきそうな真円率です.写真を撮っているとき,どうも自分がこの種を見たことがあるのでは?という既視感がありました.子供の頃に小学校の校庭にあったカンナの種で遊んだことがあったような….
水べの野草園の奥の草地で毎年花をつける、大きなカンナの株があります.鮮やかな黄緑色の実がなっていたので撮ってみました.実の直径は3,4cmぐらい,透き通るような色をして表面はトゲトゲしてます.実よりも上が茶色く枯れているのが花がついていた場所です.
花はまだ終わっておらず,オレンジ色~赤色の花が咲いています.このカンナは派手な花びらをもった園芸品種のカンナではなく,原種のカンナ Canna indica (またはそれに近い園芸種?)のようです.知りませんでしたが,原種の和名はダンドクと呼ばれるようです.漢字は「檀特」.熱帯アメリカ,カリブ海の原産ですが,南北アメリカの他,世界中に広がっていて,一部の地域で侵略的外来種となっています.日本には江戸時代に導入され,その後逸出して野生化して広がっているようですが,日本では侵略的外来種には指定されていません.
花の拡大.花の時期は6月~10月です.花びららしい花びらはなく,花の外側にある色づいたガクのような細い部分3枚が花びら.その内側にある花びららしく見えるのは雄しべが花びら状に変わったものとのこと.
右は種ができた茶色くなった実.中には黒くて丸い実が入っているはず.
株の全体.高さは2mほどのこんもり盛り上がった株です.直立する茎から大きな葉が出ています.葉は30cm以上はありそうな葉です.この花に似ている種類で,ジャイアントカンナ(学名 Canna tuerckheimii)という種類もあるようです.そちらはカンナ類で最大の種類で高さ最大5m,刃の長さは最大1mほどになる種類とのこと.
参考
- Global Invasive Species Database (2021) Species profile: Canna indica. Downloaded from http://www.iucngisd.org/gisd/speciesname/Canna+indica on 19-11-2021.
- “ダンドク”. ウィキペディア日本語版. 2021-10-13. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%AF, (参照 2021-11-18).
- ダンドク. “三河の植物観察”. (参照 2021-11-18) https://mikawanoyasou.org/data/dandoku.htm.
- . “”. (参照 ) .
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