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小合溜沿いの疎林,2025年6月22日朝,晴れ

以前コスカシバを見つけたのと同じ疎林で,今年もコスカシバを見つけました.下草のあたりを動き回っているところ.腹部の先端が平らに広がっているのでオスです.体には光沢のある黒ですが,腹部の先端の広がっているところがメタリックブルーに強く光ています.グッピーの尾のよう.

小合溜沿いの疎林,2025年6月22日朝,晴れ

違う角度から撮ると前翅の外縁近くにもメタリックな光沢があり,こちらはピンク色にも光ります.どちらも構造色による干渉色のようです.



基本情報

和名
コスカシバ
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (ガ類) ボクトウガ上科 スカシバガ科 スカシバガ亜科 コスカシバ族 Synanthedon
英名
Japanese Cherry Treeborer
学名
Synanthedon hector (Butler, 1878)
状況
時期
123456789101112
成虫11

写真とメモ

小合溜沿いの疎林,2024年7月21日お昼,晴れ

小合溜沿いのサクラ並木の下草に止まっていたスカシバ.先日見つけたヒメアトスカシバとよく似ていますが,こちらのほうがちょっと体は小ぶり.どちらも腹部に2本の黄帯がありますが,ヒメアトスカシバの2本の黄帯は前端と中央に離れているのに対して,コスカシバでは2本とも腹部の中央からやや後ろよりの近い場所にあります.

コスカシバは,スカシバガ類でもっとも多い普通種で,幼虫はバラ科を食べる種類.サクラ,ウメ,モモ,スモモアンズなどの害虫として有名のようです.今回みつけた場所にはソメイヨシノオオシマザクラエドヒガンなどの大木が並んでいますので,その材に潜り込んで育っているものと思います.



参考

  1. Synanthedon hector (Butler, 1878) in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/1940506 on 2024-08-11.
  2. コスカシバ. “みんなでつくる日本産蛾類図鑑”. http://www.jpmoth.org/Sesiidae/Sesiinae/Synanthedon_hector.html, (参照 2024-08-11).
  3. コスカシバ. “はなもく散歩”. https://hanamokusanpo.jp/other_book/73454?place_id=80064, (参照 2024-08-11).
  4. コスカシバ. “東京昆虫館”. http://tokyoinsects.web.fc2.com/clearwingmoth/kosukashiba.html, (参照 2024-08-11).
  5. . “”. , (参照 ).