基本情報

和名
コアオハナムグリ
分類
節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 コガネムシ科 ハナムグリ亜科 コアオハナムグリ属 (Gametis)
英名
Citrus Flower Chafer
学名
Gametis jucunda (Faldermann, 1835)
syn. Oxycetonia jucunda Faldermann, 1835
状況
時期
123456789101112
成虫3111

写真とメモ

最新の写真

圃場,2021年5月23日午前,くもり

圃場のナニワイバラの花がもう終わりかけの時期ですが,その花に2,3頭ずつのコアオハナムグリが群がっていました.冬を越した成虫は夏までに産卵をして死んでいくものと思います.盛んに吸蜜しているのはこれから産卵?まだ産卵中?の時期だったりするのでしょうか.

下の写真で,9月末に見つけたコアオハナムグリを新成虫では?と書きましたが,この公園でのライフサイクルをもっと確認してみたいですね.



水生植物園付近,2018年9月30日午前,くもり

アカメガシワの葉の上で見つけたコアオハナムグリ.コアオハナムグリは秋に新成虫が羽化して,それが越冬して春にたくさん観察されます.これから越冬する新成虫が外に出てきちゃった個体ですね.写真を撮ってみたら,きれいにピントが合っていたので掲載.



秋のコアオハナムグリ

ごんぱち池方面,2013年8月25日午前,くもり

「秋の」とは言ってもまだ残暑の8月ですが,ヤブカラシに来ていたコアオハナムグリ.

コアオハナムグリは春に卵が産まれ,幼虫はその年の夏を土の中で成長し続け,秋に新しい成虫になるそうです(参考1).新しい成虫のうち,そのまま春まで土の中で越冬する個体と,越冬前に,秋に一旦外に出てくるのがいるそうなので,これがその新成虫なのだと思います.毛が目立たないのは,天気がくもっていて直射日光が当たっていないせいでしょう.


春のコアオハナムグリ

花菖蒲園,2012年5月5日午前,晴れ,撮影 Y

菖蒲田の間を走る小道沿いにたくさん咲いているハルジオンの花にコアオハナムグリがいました.満開のハルジオンにはクマバチや他のハナバチ類,ハナアブ類が来ていました.コアオハナムグリは,水元公園で道端の春の花にたくさん見られる小さなコガネムシです.秋に成虫になって一部が秋に出て,残りは土の中で冬を越してから春に出るそうです.水元公園で見つかるのは春のほうがずっと多い印象.水元公園でたくさんみられるコガネムシ類といえば,初夏のクロコガネ,盛夏にはアオドウガネシロテンハナムグリカナブンがいます.

花菖蒲園,2012年5月5日午前,晴れ

花菖蒲園,2012年5月5日午前,晴れ,撮影 Y

同じコアオハナムグリですが,たまに色調が異なるのがいます.赤褐色の個体.


その他の観察記録(写真未掲載)

  • 2025年6月1日朝,くもり,さくら堤のカシワバアジサイで.1頭
  • 2025年5月3日朝,晴れ,圃場の草地のハルジオンで.多数


参考

  1. かんきつ コアオハナムグリ. “こうち農業ネット”. http://www.nogyo.tosa.pref.kochi.lg.jp/info/dtl.php?ID=3724, (参照 2021-07-18).
  2. コアオハナムグリ. “虫navi”. https://mushinavi.com/navi-insect/data-kogane_koaohana.htm, (参照 2021-07-18).
  3. . “”. , (参照 ).