チシオハツ Bloody Brittlegill
基本情報
- 和名
- チシオハツ
- 分類
- 菌界 担子菌門 (キノコ類) ハラタケ綱 ベニタケ目 ベニタケ科 ベニタケ属 (Russula)
- 英名
- Bloody Brittlegill, Rosy Russula
- 学名
- Russula sanguinea
- 状況
写真とメモ
圃場のアカマツの近くで見つけた鮮やかな朱色をしたベニタケ類です.赤系のベニタケ類の区別は見た目(絵合わせ)では難しい場合が多いとのことですが,なんとか可能性の高そうな種類にたどり着きました.有名なドクベニタケなどはヒダが白色ということですが,写真のキノコは柄は白っぽいのですが,ヒダがクリーム色なのが特徴的.ヒダがクリーム色の赤系ベニタケ属にはチシオハツ,シュイロハツ,ニシキタケなどを図鑑ではみつけましたが,ニシキタケは柄も同じく黄色っぽいので印象が違います.シュイロハツはカサの中心部の色が薄いのに対し,チシオハツは周囲が薄いということ.それと,シュイロハツはブナ科などの広葉樹林のキノコで,チシオハツは松林のキノコとのこと.
チシオハツのカサの色は雨で色が落ちるそうで,この菌体も色が抜けたところかもれません.チシオハツは北米にも広く分布する種類のようですが,海外の写真ではカサだけでなく柄も赤い写真が多いです(参考4).日本の写真は柄も真っ赤というのはあまりありません.亜種に分かれているようなので地域によって外見が違うのでしょうか.
カサの下面のヒダはクリーム色です.ヒダはやや密で離生.柄は白で部分的にボケた斑紋状.
カサの上面中心部は濃い朱色です.柄の内部は白くて髄状.
参考
- チシオハツ. “三河の植物観察”. (参照 2021-07-22) https://mikawanoyasou.org/kinoko/tisiohatu.htm.
- ■Russula sanguinea (チシオハツ) . “■Kinoko □oso的キノコ写真図鑑”. (参照 2021-07-22) http://toolate.s7.coreserver.jp/kinoko/fungi/russula_sanguinea/index.htm.
- シュイロハツ. “ドキッときのこ”. (参照 2021-07-22) http://dokitto.com/database/D-shuirohatu.html.
- Russula sanguinea: In "California Fungi".Retrieved from https://www.mykoweb.com/CAF/species/Russula_sanguinea.html
- . “”. (参照 ) .
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿