基本情報

和名
アカマツ
分類
裸子植物類 マツ綱 マツ目 マツ科 マツ (Pinus) 属
英名
Japanese Red Pine
学名
Pinus densiflora
状況
IUCN レッドリスト 2019-3[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend stable (個体数動向安定) (参考1)

写真とメモ

圃場、2014年4月29日朝、くもり

圃場にあるアカマツばかりが並んだ区画で花が咲いていました。圃場にたくさん植えられているということは、園内のどこかに移植されるのでしょうか。園内では、クロマツが庭園木として剪定され、冬には雪吊りなどされていますが、アカマツは園内にあったかどうか覚えていません。もともとススキなどが茂っている乾燥気味の草地に最初に生えてくる樹種というイメージがあり、ヨシ原がハンノキ林に変わっていくような、湿った土地の水元公園のような場所では自然には生えているのかどうかわかりません。

アカマツとクロマツを比べると、アカマツのほうが葉が多少短いのと葉がやわらかいために手のひらを葉先に当てた時にあまり痛くないという違いがあるそうです。確かにそのとおりでした。

圃場、2014年4月29日朝、くもり

たくさん付いている白っぽいのが雄花。枝をちょっと揺らすと花粉が白い煙幕のように舞いました。

圃場、2014年4月29日朝、くもり

雄花の拡大。

圃場、2014年4月29日朝、くもり

こちらは雌花の拡大。

圃場、2014年4月29日朝、くもり

新しい枝の途中にも雌花。

圃場、2014年4月29日朝、くもり

こちらはまだ緑色の松ぼっくりです。松ぼっくりが熟すのは翌年の秋とのことなので、これは去年の春の花が1年かけて育ったところ、今年の秋にできる松ぼっくりということですね。

圃場、2014年4月29日朝、くもり

樹皮の様子。若い木なので根元近くまで赤っぽいです。表面が薄くはがれるのがアカマツで、深いシワが刻まれるのがクロマツとのことです。


参考

  1. Farjon, A. 2013. Pinus densiflora . The IUCN Red List of Threatened Species 2013: e.T42355A2974820. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2013-1.RLTS.T42355A2974820.en. Downloaded on 24 January 2020.
  2. アカマツ - 『Wikipedia 日本語版』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%9E%E3%83%84
  3. 樹木図鑑(アカマツ) - 『木のぬくもり・森のぬくもり』 http://www.geocities.jp/greensv88/jumoku-zz-akamatu.htm
  4. - 『』