アンズ Apricot
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アンズの実が熟す時期がそろそろかなあと見に来てみました.木を双眼鏡で見てみると,一番上の方の黄色い実だけが残っていますが,下の方には実が全く見当たりません.時期はおおむねあっていたようですが,残念ながらたわわに実った風景は見られませんでした.下の方の実は落ちる前に取られてしまっているようです.
実は黄色くはなっていますが,部分的に緑っぽいところもあり,全体にまだ硬そう.下の写真のように,まだ全体が緑の実もありました.
すっかり茂った葉の様子.アンズの葉は大きく,全体は円形に近い心形の葉で,先端だけが小さく尖っています.
葉柄は長く,つけねが赤みがかかっています.
基本情報
- 和名
- アンズ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 バラ類 バラ目 バラ科 サクラ属 (Prunus)
- 英名
- Apricot
- 学名
- Prunus armeniaca L.
- 状況
- IUCN レッドリスト 2024-1:[DD] Data Deficient(データ不足) ver 3.1, Pop. trend unknown (個体数動向 不明) (参考1)
写真とメモ
水元公園の東金町運動場の方にある「さくら公園」で薄いピンクの花が満開でした.ウメの花にちょっと似ていますが,ごく淡いピンク色の花がたくさんついています.おそらく園内ではここだけのアンズの木でした.
アンズはスモモやウメと同じくサクラ属スモモ亜属の植物で,中国の北方が原産で,日本には古くから植えられているとのこと.現在はヨーロッパや北米,オーストラリアなど,世界の温帯域に移入されているようです(参考2).
アンズの花は小花柄が短く,カップ型の萼筒,萼片は花の外側に折れ曲がります.
枝には花がびっしりついています.花の小花柄が短いので,枝に直接花がついているように見えます.
この周辺に何本かのアンズが植えられています.園内では他の場所では見つけていません.
サクラと同じように,咲く前の花びらは色が濃く,萼片の赤色もあわせて,つぼみは濃いピンクに見えます.
樹皮はサクラよりもウメに近いでしょうか.サクラには平滑で特徴的な模様がありますが,こちらは縦に裂け目があります.
参考
- Pollard, R.P., Rhodes, L., Maxted, N. & Rivers, M.C. 2020. Prunus armeniaca. The IUCN Red List of Threatened Species 2020: e.T50134200A50134213. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2020-3.RLTS.T50134200A50134213.en. Accessed on 30 March 2024.
- Prunus armeniaca L. in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/7818643 on 2024-03-30.
- アンズ/あんず/杏. “庭木図鑑 植木ペディア”. https://www.uekipedia.jp/%E8%90%BD%E8%91%89%E5%BA%83%E8%91%89%E6%A8%B9-%E3%82%A2%E8%A1%8C/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BA/, (参照 2024-04-06).
- . “”. , (参照 ).
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