コシアキトンボ Pied Skimmer
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道端の木の枝をよく見るとコシアキトンボが鈴なりになっていました.写真では見にくいですが,矢印の場所に1頭ずついます.オスが2頭,メスが3頭でした.かわせみの里の池でヤゴが育ったトンボでしょうか.
上がオス,下がメス.オスとメスの違いは,腹部の白いところの色がオスでは真っ白ですが,メスでは黄色っぽいのですが,写真ではよくわかりません.写真でわかるのはオスとメスの白い部分の形の違いです.オスでは腹部の2節全体が白いですが,メスでは2節ともその一部だけが白くて,途中に黒い部分もあります.
基本情報
- 和名
- コシアキトンボ
- 分類
- 節足動物門 昆虫綱 トンボ目 トンボ科 コシアキトンボ属 (Pseudothemis)
- 英名
- Pied Skimmer
- 学名
- Pseudothemis zonata (Burmeister, 1839)
- 状況
- IUCN レッドリスト 2024-1:[LC] Least Concern (絶滅のおそれなし) ver 3.1, Pop. trend stable (個体数動向 安定) (参考1)
写真とメモ
産卵
コシアキトンボの産卵シーンです.おしりを水面直下に見えるガマの葉のあたりに,何回もちょんちょんと産み付けているように見えます.
オス
ハスの咲いている水路で.昼間は止まっているところをほとんど見られず,高いところを飛び回る印象のコシアキトンボですが,朝は水辺に止まっている写真を撮りやすいですね.
ごんぱち池方面の池で.体が白と黒のツートンなので,写真の露出が難しいですね.コンパクトデジカメのオートモードに頼ると白い部分が確実に飛んでしまいます.
さくら堤の上から遠くの枝に止まっているトンボにうまくピントが合いました.白帯のコントラストは,後ろから見るときれいです.
メス
クズのツルにとまっていたメス.メスや未成熟のオスの腰の模様は,真っ白ではなくちょっと黄色っぽい色です.とくにメスの模様は途中に黒い斑が入ります.写真では半分隠れています.
たくさんいるトンボなのですが,いつも水路や小道の上を往復しながら飛んでいて,なかなか止まっているのをみません.止まっていたのを見つけたところは,白い花をつけたトウネズミモチの枝先で,上空3mぐらいの高さの場所.用心深いですね.なので,こんな角度からしか撮れません.メスのようです.
参考
- Wilson, K. D. P. 2009. Pseudothemis zonata. The IUCN Red List of Threatened Species 2009: e.T167462A6352152. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2009-2.RLTS.T167462A6352152.en. Accessed on 01 October 2023.
- コシアキトンボ. “神戸のトンボ・デジタルトンボ図鑑”. https://www.odonata.jp/03imago/Libellulidae/Pseudothemis/zonata/index.html, (参照 2023-10-01).
- . “”. , (参照 ).
コシアキトンボは見た瞬間に名前が分かるトンボです。
返信削除雌とは違い,雄の顔(前額)には白い紋があるので雄雌も簡単に区別がつきます。
雌の腹の黄白紋には黒い横縞があるというので今年は雌の写真を撮りたいです。