最新の写真

小合溜沿いの疎林,2023年11月23日朝,くもり

エノキの幹に止まっていたカメムシは,頭部の様子からキマダラカメムシなのですが,体の色がちょっと普通の色と違っていました.通常の背面の色は,黒っぽい地色に白い点が散布されていますが,この個体では胸部の後半と翅の地色が淡褐色になっています.越冬個体は色が地味になる(春に活動を始めると戻る)ことがあるようなので,その一例なのかもしれません.



基本情報

和名
キマダラカメムシ
分類
節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 カメムシ亜目 カメムシ科 Erthesina
英名
Yellow-spotted Stink Bug
学名
Erthesina fullo
状況

写真とメモ

水産試験場跡地,2018年6月24日午後,晴れ

水産試験場跡地のクヌギの木の1本で,キマダラカメムシがたくさん幹に止まっていました.幹のあちこちにとまったキマダラカメムシはみなその場でじっとしています.おそらく樹皮の裂け目から樹液を吸っているのではと思います.

水産試験場跡地,2018年6月24日午後,晴れ

キマダラカメムシを間近で見られたのははじめでなのですが,かなりきれいな種類です.体にたくさんある黄色い点と地色の黒のコントラストが高く,頭部の黄色い正中線や足の黄色い縦線などがすっきりした外見をつくっています.顔立ちがハンサム.



ごんぱち池方面,2017年7月30日午後,くもり

林内のちょっと高いところの枝に止まっていたカメムシですが,体がごつくて目立っていました.腹部の横に黒と黄色の縞々が見えていて,足も黒と黄色なので,クサギカメムシに似ているのですが,大きさはこちらのほうがかなり大きくて,色もくっきりして派手な感じがします.南方系の種類で最近北に分布を広げているキマダラカメムシという種類でした.

参考1によるともともとは九州北限の種類のようですが,次第に分布を広げ,現在は東京でもみられるようになってきたそうです.撮影した場所は,公園のはずれではありますが,新しく植物が植栽された場所ではありませんので,自力で移動してここにいる虫なのでしょう.


キマダラカメムシの卵

小合溜沿いの疎林,2022年6月8日朝,くもり

ハンノキの葉上に,クリーム色の卵が12個ほど.卵の形はフタ付きのカップ型.このフタのようになっているのはカメムシの卵の形です.帰ってから調べてみると外来種のキマダラカメムシの卵でした.

小合溜沿いの疎林,2022年6月8日朝,くもり

卵の大きさは直径1.5mmぐらいでしょうか.


キマダラカメムシの幼虫

水産試験場跡地,2023年7月16日朝,晴れ

クヌギの木で吸汁中のキマダラカメムシの幼虫.黒い口吻をクヌギの幹に突き刺しています.以前写真を撮ったキマダラカメムシの多いクヌギ林とは別のクヌギですが,どこのクヌギの木にもいる感じ.



水産試験場跡地,2018年8月5日朝,晴れ

6月頃にキマダラカメムシの成虫がたくさんいたクヌギ林で,幼虫を見つけました.赤い斑点が2列に並び,一番うしろの斑点は黒い丸い部分にあります.なんともUFOに操られていそうな不思議な模様の虫です.よく見ると,成虫での翅のもととなる翅芽があるのがわかりましたので,これは終齢(5齢)幼虫のようです(参考3).若齢幼虫も派手で綺麗です(参考4).



参考

  1. キマダラカメムシを見つけました。関東に進出してきた大型の外来種カメムシです。 “趣味の自然観察、デジカメ持ってお散歩”・ http://shizensanpo.seesaa.net/article/443920430.html, (参照 2023-07-18).
  2. 温暖化で見られる帰化昆虫?キマダラカメムシ. “北摂の生き物”. http://www.hokusetsu-ikimono.com/iki-h/kimadarakamemushi/index.htm, (参照 2023-07-18).
  3. キマダラカメムシ. “幼虫図鑑”. http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/kimadarakamemusi.html, (参照 2023-07-18).
  4. キマダラカメムシ(卵の孵化). “きさじの自然観察”. https://ameblo.jp/wood-spoon/entry-12045485544.html, (参照 2023-07-18).
  5. . “”. , (参照 ).