基本情報

和名
ホナガイヌビユ
分類
被子植物類 真正双子葉類 (キク上群) ナデシコ目 ヒユ科 ヒユ属 (Amaranthus)
英名
Green Amaranth, Slender Amaranth, Prince-of-Wales-feather
学名
Amaranthus viridis
状況

写真とメモ

グリーンプラザ裏,2023年12月3日朝,晴れ

ソバ畑の草地に,ソバにまじって生えていた,高さが50cmほどの草です.種類を調べてイヌビユにたどり着いたのですが,イヌビユとは花(が終わった実)はよく似ているのですが,葉の形が違いました.葉の形がよく似ているアオゲイトウという種類は,花が違います.葉と花がどちらも似ている種類がホナガイヌビユです.これらの種類はみな近縁でヒユ属の種類で,古いものから新しいものまで外来種が多いようです.イヌビユは江戸時代には日本に入っていて,ホナガイヌビユやアオゲイトウは明治以降の移入.ホナガイヌビユは熱帯の原産とのことですが(参考3),現在は熱帯から温帯にかけて世界中に分布するようです(参考1).ホナガイヌビユの別名にアオビユというのがあるのですが,アオビユはアオゲイトウの別名として使われることもあるようで,混乱の元です(参考4).

グリーンプラザ裏,2023年12月3日朝,晴れ

葉は菱形ですが,イヌビユは幅が広いのと,葉の先端が凹んでいるのが特徴ですが,ホナガイヌビユやアオゲイトウはもっと葉が細くて先端がとがります.先端が凹んでいる葉もあるようですが(参考2,3).

グリーンプラザ裏,2023年12月3日朝,晴れ

花の終わった若い実.アオゲイトウの花には長い苞があり,花の外見がトゲトゲになりますが,イヌビユとホナガイヌビユは苞が短く丸い実が並んでいるような外見です.ホナガイヌビユの花序はイヌビユよりも長く先端がとがるのが特徴とのこと(参考2,3).



参考

  1. Amaranthus viridis L. in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/5384334 on 2023-12-27.
  2. ホナガイヌビユ. “三河の植物観察”. https://mikawanoyasou.org/data/honagainubiyu.htm, (参照 2023-12-27).
  3. ホナガイヌビユ. “松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/honagainubiyu.html, (参照 2023-12-27).
  4. アオゲイトウ. “侵入生物データベース(国立環境研究所)”. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80910.html, (参照 2023-12-27).
  5. . “”. , (参照 ).