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水生植物園の草地,2025年10月5日朝,晴れ

草地のヨモギの葉にヨモギハムシがいました.体色に変異のある種類ですが,この個体はオリーブ色というのでしょうか,緑がかった暗い色です.

水生植物園の草地,2025年10月5日朝,晴れ



基本情報

和名
ヨモギハムシ
分類
節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 ハムシ科 ハムシ亜科 ハムシ族 ヨモギハムシ属 (Chrysolina)
英名
Mugwort Leaf Beetle
学名
Chrysolina aurichalcea (Mannerheim, 1825)
状況
時期
123456789101112
成虫11

写真とメモ

江戸川河川敷(上葛飾橋),2023年11月23日午前,晴れ

河川敷の草地に生えていた高さ50cmほどのヨモギに黒っぽい甲虫がたくさん群がっていました.ハムシなのですが,よく見ると青みがかった黒と銅色のと2種類混じっているのですが,それらが交尾しています.上の写真は右の小さなオスと左の腹部の大きなメス.オスもメスもどちらも2色が混じっているようで,交尾しているペアは,同じ色の組み合わせ,違う色の組み合わせ,いろいろでした.種類はヨモギハムシで,ヨモギハムシは体色にバリエーションがある種類です.

江戸川河川敷(上葛飾橋),2023年11月23日午前,晴れ

形の特徴は,ハンノキハムシに似た感じで,前胸背が横に張り出しています.前胸背の両側に陥凹があって,この陥凹が黒い模様があるように見えます.ヨモギハムシは日本からヨーロッパまでユーラシア大陸に分布する種類で,成虫は春から秋まで観察され,成虫越冬するようです.

江戸川河川敷(上葛飾橋),2023年11月23日午前,晴れ

こちらは交尾シーンを横から見たところ.オスの交尾器が見えています.メスの腹部が大きく膨らんで白いところが見えています.

江戸川河川敷(上葛飾橋),2023年11月23日午前,晴れ

こちらのペアは青系の個体どうしのペア.

江戸川河川敷(上葛飾橋),2023年11月23日午前,晴れ

こちらは銅色どうしのペア.



参考

  1. Chrysolina aurichalcea (Mannerheim, 1825) in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/4460120 on 2023-12-16.
  2. ヨモギハムシ. “虫navi”. https://mushinavi.com/navi-insect/data-hamusi_yomogi.htm, (参照 2023-12-16).
  3. . “”. , (参照 ).