基本情報

和名
ツマグロキンバエ
分類
節足動物門 昆虫綱 ハエ目 クロバエ科 Rhinia
英名
(in Jpn.) Tsumaguro-kinbae; A Species of Nose Flies
学名
Rhinia obsoleta, syn. Stomorhina obsoleta
状況

写真とメモ

小合溜沿いの草地,2023年10月8日朝,くもり

自分が公園にあまり行けない間に秋はどんどん深まり,園内ではセイタカアワダチソウが咲いています.セイタカアワダチソウの花にたくさん集まっていたのは小型のハエで,胸背には点刻が多く鈍い緑系の金属光沢あり,翅の先端がノシメトンボのように黒くなっています.そして,顔が長く伸びて口器が付いている特徴的な顔つきです.ツマグロキンバエという,日本,朝鮮,中国などに分布する種類でした.このグループのハエはその形から英語では nose fly,中国語のサイトでは「鼻蝿」と呼ばれていました.クロバエ類に近縁で,クロバエ科ツマグロキンバエ亜科にする場合と,独立したツマグロキンバエ科にする場合があるようです.

小合溜沿いの草地,2023年10月8日朝,くもり

青緑色,金緑色,個体によって微妙に違う色合いの光沢です.左右の複眼が接しているのがオス,オスがたくさんいたように見えます.

小合溜沿いの草地,2023年10月8日朝,くもり

腹部は翅に隠れていますが,黄色っぽい淡色で,節間に黒褐色の帯.複眼にきれいな帯模様が浮いています.

小合溜沿いの草地,2023年10月8日朝,くもり



参考

  1. Rhinia obsoleta (Wiedemann, 1830) in GBIF Secretariat. GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/1567664 on 2023-10-09.
  2. ツマグロキンバエ. “自然観察雑記帳”. https://naturalism-2003.com/kansatsu/animal/insect/hae_diptera/tsumagurokinbae.html, (参照 2023-10-09).
  3. ツマグロキンバエ. “虫navi”. https://mushinavi.com/navi-insect/data-hae_tumagurokin.htm, (参照 2023-10-09).
  4. ツマグロキンバエ. “東京23区内の虫 2”. http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-2121.html, (参照 2023-10-09).
  5. . “”. , (参照 ).