基本情報

和名
ヌスビトハギ
分類
被子植物類 真正双子葉類 バラ類 マメ目 マメ科 ヌスビトハギ属 (Hylodesmum)
英名
Japanese Bush Clover
英名
Big-leaf Tick Clover
学名
Hylodesmum podocarpum oxyphyllum (DC.) H.Ohashi & R.R.Mill (マルバヌスビトハギHylodesmum podocarpum (DC.) H.Ohashi & R.R.Mill の亜種)
状況
時期
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写真とメモ

水辺の野草園,2025年9月28日午前,くもり

マメ科らしいピンク色の花がついている草を発見.花びらは白とピンクで,萩の花よりもずっと小さいです.

水辺の野草園,2025年9月28日午前,くもり

ヌスビトハギは日本,朝鮮,中国に分布する多年草です.草丈は1mよりは低いですが,花穂全体が下草から突出して目立っていました.花は小さいですがたくさんついていて,サクラタデのような雰囲気です.

水辺の野草園,2025年9月28日午前,くもり

花の拡大.上の写真が花の正面,下の写真が花を横から見たところ.花の上方に広がる旗弁と,一番下の竜骨弁は白,中央付近の翼弁にピンク色が入っています.花が終わって緑色の実になっているものもありました.実は中央がくびれてその両側が太くなる特徴的な形で,2個の豆が入るさやになっています.在来のヌスビトハギの実はこの形ですが,アレチヌスビトハギという外来種が入ってきていて,その実が3箇所くびれて4つに分かれているとのこと(参考3).

水辺の野草園,2025年9月28日午前,くもり

水辺の野草園,2025年9月28日午前,くもり

葉は先端が尖っている卵型で,基部が最も太い形です.ヌスビトハギはマルバヌスビトハギという種類の亜種になっていますが,マルバヌスビトハギは葉が丸く先端付近で最も太くなるとのこと.マルバヌスビトハギはロシアからヒマラヤまでより広い範囲に分布.



参考

  1. Hylodesmum podocarpum subsp. oxyphyllum (DC.) H.Ohashi & R.R.Mill in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/2971298 on 2025-11-02.
  2. ヌスビトハギ. “三河の植物観察”. https://mikawanoyasou.org/data/nusubitohagi.htm, (参照 2025-11-02).
  3. アレチヌスビトハギとヌスビトハギ. “自然観察大学ブログ”. https://sizenkan.exblog.jp/28886163/, (参照 2025-11-02).
  4. . “”. , (参照 ).