ヒガンバナ Red Spider Lily
最新の写真
前の写真から2週間後,ヒガンバナの花茎がすくすくと伸びていました.花茎の成長はこんなに速いのですね.
すでにつぼみも膨らんでいます.
写真は,毎年秋にはヒガンバナの赤い花で真っ赤に染まるヒガンバナの丘の今年の様子です.以前と同じアングルの写真です.ちょうど最近,丘全体の草が刈られたようで,ヒガンバナの花茎は見当たりませんでした.
付近の地面を見て回ったら,地面にヒガンバナの球根が露出していました.これから伸びるのでしょうか.
基本情報
- 和名
- ヒガンバナ(マンジュシャゲ,リコリス)
- 分類
- 被子植物類 単子葉類 キジカクシ目 ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 (Lycoris)
- 英名
- Red Spider Lily
- 学名
- Lycoris radiata (L'Hér.) Herb.
- 状況
写真とメモ
この場所は3ヶ月前にヒガンバナの花の大群落がきれいだった場所.周囲の芝生が弱々しい色になっている中で,ヒガンバナの青々とした葉が茂っています.ヒガンバナは花が終わってから葉が出始め,冬の間光合成をして栄養分を球根(鱗茎)に蓄えるという1年です.
球根がたくさん集まっているものと思いますが,株の境界がわかりにくいです.ヒガンバナの葉は厚くてツヤのある深い色をしています.先端が尖っておらず,葉の中央が白くなっています.
花菖蒲園の周辺の芝生地に,ヒガンバナの大群落ができていました.半分ぐらい花が咲いていて,残りはまだつぼみの時期.
横から見ると真っ赤な花畑が壮観です.自分の曖昧な記憶では,10年前にはこの場所にこんな大群落はまだなかったはず.ヒガンバナは種ができないので,球根(鱗茎)で増えますが(参考3),条件がよいと自然状態で周囲に次第に広がっていくようです.
園内のあちこちにあるヒガンバナの群落が満開.
水生植物園のとなりの菖蒲田の周囲のあぜ道に,列をなして咲いていました.
この株はまだつぼみです.
こちらはちょうど咲き始めたところでしょうか.花びらやおしべ・めしべが短く,おしべも黒いです.
ヒガンバナは全草が有毒だそうです(参考1).
園内あちこちの土手や明るい林床に群生するヒガンバナの花が満開でした.ヒガンバナは葉がなく,花だけが夕方の日差しで赤色に輝いていて,ちょっと現実離れした感じ.それが伝わる写真が撮れないですが.
参考
- ヒガンバナ. “薬草データベース(熊本大学 薬学部 薬草園)". https://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/yakusodb/detail/003655.php, (参照 2023-05-07).
- 彼岸花 (ひがんばな). “季節の花300”. http://www.hana300.com/higanb.html, (参照 2023-05-07).
- ヒガンバナ. “旧植物生態研究室(波田研)のホームページ(岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科)”. http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/monocotyledoneae/amarylidaceae/higanbana/higanbana.htm, (参照 2023-05-07).
- Lycoris radiata (L'Hér.) Herb. in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/7920353 on 2024-09-21.
- . “". , (参照 ).
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