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小合溜沿いの草地,2024年9月15日朝,晴れ

明るい色の斑紋をもつアワダチソウグンバイ.以前見つけたのはセイタカアワダチソウの葉上でしたが,今回はオオブタクサの葉でした.

小合溜沿いの草地,2024年9月15日朝,晴れ

この季節になると,場所によってはオオブタクサの葉が穴だらけになります.オオブタクサの葉はブタクサハムシに食べられるのだと思っていましたが,葉をよく見るとその表にいたのは,無数のアワダチソウグンバイでした.

小合溜沿いの草地,2024年9月15日朝,晴れ

交尾中と思われるアワダチソウグンバイ.葉にはフンも多数.

小合溜沿いの草地,2024年9月15日朝,晴れ

褐色で光沢のある小さいのが幼虫と思われます.白い細毛が生えているのが見えます.



基本情報

和名
アワダチソウグンバイ
分類
節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 カメムシ亜目 トコジラミ下目 グンバイムシ上科 グンバイムシ科 プラタナスグンバイ属 (Corythucha)
英名
Chrysanthenum Lace Bug
学名
Corythucha marmorata (Uhler, 1878)
状況

写真とメモ

小合溜沿いの草地,2024年6月30日朝,くもり

草地のセイタカアワダチソウに小さな虫が集まっているのを見つけました.小さな虫ですが,接写してみると非常にきれいなグンバイムシです.英語名は lace bugの名前にあるようにレース編みのような繊細な模様が印象的です.

小合溜沿いの草地,2024年6月30日朝,くもり

種類を調べると,北米原産の外来種でアワダチソウグンバイという種類でした.セイタカアワダチソウだけでなく,キク科につく虫のようです.日本では1999年に兵庫で最初に発見されたとのこと.環境省の生態系被害防止外来種や国際機関の侵略的外来種に設定されていたりはしません.参考2にある写真と比べると白っぽい体色ですが,羽化してから時間が立つとだんだん色がついてくるようです.

小合溜沿いの草地,2024年6月30日朝,くもり

まだ花芽が見えないセイタカアワダチソウのあちこちについていました.



参考

  1. Corythucha marmorata (Uhler, 1878) in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/2020635 on 2024-07-13.
  2. 山崎:アワダチソウグンバイ-レースをまとった貴婦人?-(コラム 話の種テーブル). “全国農村教育協会 出版サイト”. 2009年03月11日. https://book.zennokyo.co.jp/table/%e3%82%a2%e3%83%af%e3%83%80%e3%83%81%e3%82%bd%e3%82%a6%e3%82%b0%e3%83%b3%e3%83%90%e3%82%a4%ef%bc%8d%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%82%92%e3%81%be%e3%81%a8%e3%81%a3%e3%81%9f%e8%b2%b4%e5%a9%a6%e4%ba%ba/, (参照 2024-07-13).
  3. 山崎:最近侵入した昆虫、アワダチソウグンバイの生態(コラム 話の種テーブル). “全国農村教育協会 出版サイト”. 2010年04月28日. https://book.zennokyo.co.jp/table/%E6%9C%80%E8%BF%91%E4%BE%B5%E5%85%A5%E3%81%97%E3%81%9F%E6%98%86%E8%99%AB%E3%80%81%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%80%E3%83%81%E3%82%BD%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%81%AE%E7%94%9F%E6%85%8B/, (参照 2024-07-13).
  4. アワダチソウグンバイ. “虫navi”. https://mushinavi.com/navi-insect/data-kame_gunbai_awa.htm, (参照 2024-07-13).
  5. . “”. , (参照 ).