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小合溜,2024年9月22日午後,くもり

小合溜で釣り.グルテンえさの底釣りで,テナガエビが釣れました.ハサミ脚(第2歩脚)が大きいのでオスだと思いますが,それほど大きくはありません.

小合溜,2024年9月22日午後,くもり

寝せて横から見たところ.頭部についている額角が大きくてギザギザでノコギリかサバイバルナイフのようです.テナガエビ類ではテナガエビかミナミテナガエビがよく似ています.ミナミテナガエビは関東以南に分布するようです.体の色が薄く,胸部の側面の3本のスジ模様もはっきりしないのと,脚のツメが長いのでテナガエビに見えます.



基本情報

和名
テナガエビ
分類
節足動物門 エビ綱 エビ目 テナガエビ科 テナガエビ属 (Macrobrachium)
英名
Oriental River Prawn
学名
Macrobrachium nipponense (De Haan, 1849)
状況
東京都レッドリスト(本土部)2020年見直し版 東京都区部における区分:[*] 留意種,東京都本土部全体における区分:[*] 留意種 (参考1)
千葉県レッドリスト−動物編(2019年改訂版)[D] 一般保護生物 (参考2)
IUCN レッドリスト 2024-1[LC] Least Concern (絶滅のおそれなし) ver 3.1, Pop. trend stable (個体数動向 安定) (参考3)

写真とメモ

小合溜(水元大橋),2014年9月14日お昼,晴れ

水元大橋の近くで小物釣りの仕掛けで子供と釣りをしていてかかった獲物.体長は5㎝台で大きめのスジエビぐらいですが,長いハサミ脚(片方はとれちゃっているようですが)があるのでスジエビとは間違いようのないテナガエビです.フナも釣りたいとエサ(アカムシ)を水底に落として釣っていました.スジエビはよくかかりますが,テナガエビははじめてでした.

テナガエビは日本の本土で見つかるのは3種類いるそうです(参考4).スジエビとは,ハサミ脚の様子以外にも,胸の横の模様でも区別可能とのこと.スジエビの模様は,逆ハの字,または凶の字といわれますが,テナガエビの模様は小文字のmの形.写真でもそれがわかります.

テナガエビは東京都のレッドリストで留意種に指定されていますが,「流れの緩やかな河川の深みに生息する淡水エビを代表する種で、食用あるいは釣りの対象とされる。河川の地勢や汚染を反映する種であるため」とのことです.

小合溜(水元大橋),2014年9月14日お昼,晴れ

ハサミ脚の拡大.



参考

  1. レッドリスト・レッドデータブック・植生図. “東京都環境局”. https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/red_data_book/.
  2. 千葉県レッドデータブック・レッドリストについて. “千葉県環境生活部自然保護課 生物多様性センター” https://www.bdcchiba.jp/reddatebook_redlist.
  3. De Grave, S. 2013. Macrobrachium nipponense. The IUCN Red List of Threatened Species 2013: e.T197726A2497653. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2013-1.RLTS.T197726A2497653.en. Accessed on 31 December 2023.
  4. 日本産淡水エビの種類の見分け方(視覚的方法). “淡水エビの飼育と観察 「蝦三昧」”. https://ebizanmai69.web.fc2.com/miwake/ebi-miwake109.html, (参照 2023-12-31).
  5. . “”. , (参照 ).