写真とメモ

小合溜沿いの草地,2024年9月29日朝,くもり

春にこの種類がいた草地で,秋にも見つけました.前翅の前縁に虹光沢が見えます.秋の草地はクズの上にカナムグラが広がって花が咲いています.



基本情報

和名
ヨツスジヒメシンクイ
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (ガ類) ハマキガ上科 ハマキガ科 ヒメハマキガ亜科 Grapholitini 族 Grapholita
英名
Eurasian Hemp Moth
学名
Grapholita delineana Walker, 1863
状況

写真とメモ

小合溜沿いの草地,2024年6月9日朝,晴れ

この朝も草地の葉上にヨツスジヒメシンクイが止まっているのを見ました.前回は気づきませんでしたが,ヨツスジヒメシンクイの翅には水色の金属光沢があるようです.上の写真では頭部に近い前翅の基部がちょっと緑がかった水色に光っています.この光沢は特定の角度から見ると光るようです.

小合溜沿いの草地,2024年6月9日朝,晴れ

別個体.前翅前縁の斜めの白線と前翅外縁の縁毛あたりに水色の光沢が見えます.



小合溜沿いの草地,2024年5月19日朝,くもり

葉上に独特な姿勢で止まる小さなハマキガ.前翅の中央付近に4本の縦に走る白帯があります.ヨツスジヒメシンクイというヒメハマキのグループでした.食草がアサ科のカナムグラ,ホップ,アサなどとのことですが,この草地は秋になるとカナムグラでびっしりになります.この葉もカナムグラの葉かも.

小合溜沿いの草地,2024年5月19日朝,くもり

上と別個体.ヨツスジヒメシンクイは参考1によると,日本などの東アジアからヨーロッパまでのユーラシア大陸や北米などに分布しているようです.英語名は Eurasian Hemp Moth なのでユーラシア大陸が原産なのかもしれません.



参考

  1. Grapholita delineana Walker, 1863 in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/1736499 on 2024-06-25.
  2. ヨツスジヒメシンクイ. “暁の蛾類図鑑”. http://kanon1001.web.fc2.com/data_musi/ga/K_hamaki_ga/AK_hime_hamakiga/yotusuji_hime_sinkui/yotusuji_hime_sinkui.html, (参照 2024-06-25).
  3. ヨツスジヒメシンクイ. “虫navi”. https://mushinavi.com/navi-insect/data-ga_sinkui_yotusujihime.htm, (参照 2024-06-25).
  4. ヨツスジヒメシンクイ. “みんなでつくる日本産蛾類図鑑”. http://www.jpmoth.org/Tortricidae/Olethreutinae/Grapholita_delineana.html, (参照 2024-06-25).
  5. . “”. , (参照 ).