トホシテントウ Ten-spotted Lady Beetle
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スズメウリのツルにいたトホシテントウ.トホシテントウは植物食性のテントウムシで,スズメウリやカラスウリなどを食べるとのこと.
前胸背の黒い部分は広いですが,翅の黒紋はあまり大きくなく,広く離れていて,互いに融合していません.
基本情報
- 和名
- トホシテントウ
- 分類
- 節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 テントウムシ上科 テントウムシ科 テントウムシ亜科 マダラテントウ族 Diekeana 属
- 英名
- Ten-spotted Lady Beetle
- 学名
- Diekeana admirabilis (Crotch, 1874)
Syn. Epilachna admirabilis Crotch, 1874 - 状況
写真とメモ
林縁のタンキリマメの葉上にいたトホシテントウ.トホシテントウはタンキリマメではなく,カラスウリなどのウリ科を食べる種類とのことですが,このあたりの林ではカラスウリやキカラスウリをよく見ます.
トホシテントウは園内で何回か見たことがあるのですが,今回見た個体は以前のものよりも黒い斑紋が大きくて,斑紋どうしがくっついています.図鑑を持っていないので検索してみましたが,この個体と同じように斑紋がくっついている写真はなかなかみつかりません.やっと見つけた記事が参考3です.どうやらトホシテントウの斑紋の大きさは雌雄差の可能性がありそうです.メスは斑紋が大きくなって互いにくっつく傾向があるのではとのことです.
横から撮ったところ.トホシテントウは背中が山型に盛り上がって特徴的な立体的な体です.
木に巻き付いたツル草の葉(スズメウリ?)にいたトホシテントウ.他のテントウムシの鞘翅にはツヤがあるのに対して,トホシテントウには微毛が生えているためにツヤがなくてザラザラした感じなのがわかる写真になりました.右奥にいるのはクロウリハムシ.
カラスウリの葉上で見つけたテントウムシです.体は丸く,背中が膨らんでいて,大きな黒い星が10個.トホシテントウは,成虫も幼虫もカラスウリ類を食べる種類とのこと.ナナホシテントウなどと印象が異なるのは,よく見ると鞘翅の表面がツヤツヤしておらず,毛が生えているのが原因かもしれません.
参考
- トホシテントウ. “福光村昆虫記”. http://fukumitu.sakura.ne.jp/insect/syu_k/Tohoshitento_.html, (参照 2024-10-14).
- トホシテントウ(Epilachna admirabilis). “成城の動植物”. http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/epilachna-admir.html, (参照 2024-10-14).
- トホシテントウ-3,4,5,6,7. “鎮(チン)さんの自然観察記~写真録~”. http://tanatyan.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-eb06.html, (参照 2024-10-14).
- . “”. , (参照 ).
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