基本情報

和名
ツルマメ
分類
被子植物類 真正双子葉類 バラ類 マメ目 マメ科 ダイズ属 (Glycine)
英名
Wild Soybean
学名
Glycine max subsp. soja (Siebold & Zucc.) H.Ohashi
状況

写真とメモ

水生植物園,2024年9月15日朝,晴れ

イノコヅチミゾソバ,イネ科の草が多い道端の草地で,小ぶりの葉をもつツル性の草が花をつけていました.薄紫色の花が数個ずつ集まった花穂をもつマメ科の草です.ツルには短い細毛がびっしり.種類は本州以南に分布する普通種でツルマメという種類でした.ツルマメは栽培種のダイズの原種とのこと.日本以外では東アジアに分布.

水生植物園,2024年9月15日朝,晴れ

3つに分かれた細い卵円形の葉です.参考4に近縁種を葉で区別するページによると,ヤブマメ,ノアズキ,ヤブツルアズキなどは角張って先端が尖った葉をもっています.

水生植物園,2024年9月15日朝,晴れ

葉も花もどちらも小さい種類で,イノコヅチの葉と比べるとそのサイズがわかります.

水生植物園,2024年9月15日朝,晴れ

ツルが草池の表面に広がっているのですが,ツルマメの葉は小さいので,クズのように光を遮ることはなさそうです.参考3によると,「緑のカーテン」をつくる植物としても使えるとのこと.

水生植物園,2024年9月15日朝,晴れ

つぼみが開き始めた花穂.花の時期は8月~9月とのこと.つぼみは濃い紫色をしています.

水生植物園,2024年9月15日朝,晴れ



参考

  1. Glycine max subsp. soja (Siebold & Zucc.) H.Ohashi in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/5359662 on 2024-09-21.
  2. ツルマメ. “松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/turumame.html, (参照 ).
  3. ツルマメ(マメ科) Glycine max subsp. soja. “岡山の植物事典”(重井薬用植物園). https://www.shigei.or.jp/herbgarden/album/tsurumame/album_tsurumame.html, (参照 ).
  4. ◆区別が難しいマメ科植物◆. “かのんの樹木図鑑”. http://kanon1001.web.fc2.com/006_souhon/K_mame/yabu_mame/yabu_mame.htm#mame_ha, (参照 ).
  5. . “”. , (参照 ).