アケビ Chocolate Vine
基本情報
- 和名
- アケビ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 キンポウゲ目 アケビ科 アケビ属 (Akebia)
- 英名
- Chocolate Vine
- 学名
- Akebia quinata
- 状況
- IUCN/ISSG 世界の侵略的外来種:侵略的外来種(米国、英国)、原産(日本、中国、朝鮮) (参考1)
写真とメモ
最新の写真
アケビの雌花を見たくて,そろそろ花が咲いたかと来てみましたが,ちょうど雌花が開き始めた時期でした.写真はその拡大です.アケビの雌花は,花の大きさが雄花よりも倍以上大きいのですが、花を包むガク片が開くと,中に見えるめしべが強烈なビジュアルです.写真の花のめしべでは、紫がかった灰色の花柱が8本、その柱頭はツヤのある赤紫色です。
雄花もきれいに開いています.おしべの葯も薄紫色です.そういえばアケビの実も紫系ですね.
こちらは雄花は半分ほど開いていて、雌花はまだ開いていません.たくさんの雄花の中に,たまに雌花が交じっている様子.
雌花が集まっているところもあるようです.
アケビの花を見に来ました.花序はできていますが,まだ花は開いていないようでした.花が咲いた頃の時期にまた来てみます.雌花を近くから見るのが目的です.
葉もまだ開ききっていません.アケビのつるの先端の新芽の部分は「木の芽」と呼ばれて山菜として食べることができるようですが,写真ではつるの途中なのでそういう場所は写っていないようです.
以前アケビの花を見つけたのと別の場所、グリーンプラザの裏手の林です。花がたくさんついていましたので、前回探しきれなかった雌花を探してみました。ツル状に広がった先を双眼鏡で探しても意外と雌花が少なく、2個だけ。そのうちの1個が上の写真です。たくさんついている雄花と色の感じは似ていますが、ちょっと紫が濃い目。花の大きさが、花被(花びら)も柱頭も雄花の花被や葯よりもかなり大きく堂々とした外見です。
上の写真は、右半分はまだ花被(花びら)が開く前のつぼみです。花被全体が白い球状になっていてかわいいです。
5枚ずつついているアケビの葉の表と裏。
アケビは春先の花は見つかりやすいのですが、秋には緑が深くなるので、まだ実をみつけられていません。
アケビの花を見つけました。雄花と雌花があるそうですが、写真を撮ったのは紫色のおしべがある雄花。秋には実ができると思いますのでまた見に来てみます。
植えられているのか自生なのかわかりませんが、林縁の一帯にアケビのつるがはびこっていて、ちょうどクズのような広がり方です。真夏にはもっと大変な広がり方をしそうな印象。米国、英国ではアケビが侵略的外来種になっているそうですが、クズも世界中ではびこってますね。ちなみに米国にアケビが侵入した理由は19世紀に鑑賞用として移入されたことだそうです(参考1)。
花は独特の可愛らしい形です。半球状の白い花被が3枚開ききっていています。雄しべは紫色の葯が2つずつ並んでくっついていていて6本あります。
アケビはツル性の落葉低木で大きな卵型の葉が5枚ついています。
参考
- Global Invasive Species Database (2017) Species profile: Akebia quinata. Downloaded from http://www.iucngisd.org/gisd/speciesname/Akebia+quinata on 13-08-2017.
- アケビ. “松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/akebi.html (参照 2023-03-26).
- . “”. , (参照 ).
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