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圃場の草地,2025年4月6日午前,晴れ

この日は公園を散歩中にあちこちで何頭かのツマキチョウが飛んでいるのを発見.見つけたのはすべて翅に黄色いところがあるオスばかりでした.晴れている間は飛び続け,日が陰ると止まります.止まったところに近づいて見ていると,再び日が当たると翅を開くのでそれを待っていました.

圃場の草地,2025年4月6日午前,晴れ

くもっている間は翅を閉じていました.



基本情報

和名
ツマキチョウ
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 アゲハチョウ上科 シロチョウ科 ツマキチョウ属 (Anthocharis)
英名
Yellow Tip
学名
Anthocharis scolymus Butler, [1866]
状況
時期
123456789101112
成虫4

写真とメモ

小合溜沿いの草地,2023年4月9日午前,晴れ

この春,ツマキチョウを見たのはこの日が初.ツマキチョウのオスが飛んでいるところに何度か会いましたが,まだメスの時期ではないようです.そのオスの1頭が草地にひらひら止まったところ.オスは飛び続けて全然止まってくれないことが多いので写真を撮れてラッキーです.

小合溜沿いの草地,2023年4月9日午前,晴れ



小合溜沿いの草地,2022年4月17日午前,晴れ

最近は毎年春の目標にしていたオスのツマキチョウの写真,やっと初撮りできました.ツマキチョウは春に1化のみ成虫が見られるので,撮影のチャンスは春だけです.草地のチョウで,園内ではそこそこ個体数は見られます.飛んでいる姿を見れば,モンシロチョウよりも翅が小さめで,羽ばたきが速いことから区別できるので,見つけるたびに目で追ってみるのですが,メスはすぐに止まるのに対し,オスはぜんぜん止まってくれません.日向の草地をまっすぐ横切って飛び,そのまま視界から消えてしまいます.このときは,それまで晴れていたのですが,急に太陽が雲に隠れ少し暗くなり気温まで下がったような瞬間,飛んでいたツマキチョウのオスがすぐ近くの草地に降りたのを確認.ツマキチョウの名前の由来である前翅の先端が黄色いのはオスのみ.メスは色味がない分ちょっと地味です.

小合溜沿いの草地,2022年4月17日午前,晴れ

裏面が黒っぽい模様の保護色になっているのはメス同様です.今年はこの前週からオスをよく見ていますが,メスはまだ見ていません.



圃場,2017年4月16日朝,晴れ

ツマキチョウは成虫が春先だけ発生する蝶です.水元公園でも毎年観察されますが,なかなかいい時期に写真を撮りに行けずに,何年も再挑戦になっていました.今年やっとメスだけですが何枚か写真が撮れました.メスはしばらく飛ぶと止まってくれるので写真が撮りやすいのですね.ツマキチョウ,Yellow Tipの名前の由来になっている尖った前翅の端が黄色いオスのほうがどちらかというと綺麗ですが,オスはなかなか止まらず難しいです.

圃場,2017年4月16日朝,晴れ

モンシロチョウよりもちょっと小ぶりで,飛んでいるときの感じも明らかに違って区別できます.後翅の裏面の模様が保護色にもなっているのでしょうか,複雑で綺麗です.

圃場,2017年4月16日朝,晴れ

翅の表.メスなので色は白黒のみ.



参考

  1. Anthocharis scolymus Butler, 1866 in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/1919720 on 2025-04-30.
  2. ツマキチョウ. “昆虫館”. http://insects.life.coocan.jp/Specimens/Shirochou/Tsumakichou.htm, (参照 2023-04-25).
  3. . “”. , (参照 ).