基本情報

和名
ナミガタチビタマムシ
分類
節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 タマムシ科 チビタマムシ属 (Trachys)
英名
(in Jpn.) Namigata-chibitamamushi; a Species of Leaf-mining Jewel Beetles
学名
Trachys griseofasciatus Saunders, 1873
状況

写真とメモ

小合溜沿いの草地,2024年4月14日朝,晴れ

草地のイタドリの背丈がすでに1mほどまで伸びていました.虫が来ていないか見て回ると,葉上にチビタマムシがバラバラと止まっていました.イタドリを食べるチビタマムシかと写真を撮ってきましたが,斑紋の様子は,ナミガタチビタマムシ(またはヤノナミガタチビタマムシ)でした.この種類はイタドリは食べないと思うので,上から落ちてきたことと想像.イタドリの真上にはムクノキの大木があり,ケヤキはありませんでした.ヤノナミガタチビタマムシはケヤキしか食べないのに対し,ナミガタチビタマムシはケヤキ,エノキ,ムクノキを食べますので,ナミガタチビタマムシ(仮)としておきます.

小合溜沿いの草地,2024年4月14日朝,晴れ

形態の区別には,頭楯板の形を見る必要がありますので未検討です.体色がヤノナミガタチビタマムシは緑色味が強く,ナミガタチビタマムシは赤みが強い傾向があるとのことです.この傾向ははっきり区別できるほどではないようですが,今回撮影した3頭はみなオレンジ色の毛が目立っています.これに比べると,ヤノナミガタチビタマムシは角度によっては緑色にも見える黒っぽい色といえるかもしれません.

小合溜沿いの草地,2024年4月14日朝,晴れ

3頭とも,体の一部が黒っぽく見えるのは,朝つゆが染み込んで濡れている状態です.背中に水滴が乗っている個体もたくさんいました.



参考

  1. Trachys griseofasciatus Saunders, 1873 in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/9339225 on 2024-04-21.
  2. ヤノナミガタチビタマムシとナミガタチビタマムシ. “心のままに”. http://in-nature.ruriboshi.net/wpblog/2015/06/01/%E3%83%A4%E3%83%8E%E3%83%8A%E3%83%9F%E3%82%AC%E3%82%BF%E3%83%81%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%81%A8%E3%83%8A%E3%83%9F%E3%82%AC%E3%82%BF%E3%83%81%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%83%A0/, (参照 2024-04-21).
  3. . “”. , (参照 ).