ネコヤナギ Rose-gold Pussy Willow
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ネコヤナギの葉がすっかり広がっていました.葉は、葉の中央が最大幅で3cm,長さ7cmほどですがまだ伸びそうです.園内のタチヤナギより葉が長く,先端部の角度が鋭角です.フチには,ゆるくてはっきりしない鋸歯あり.
先端には芽から広がりつつある小さな葉が見られますが,葉は外側に巻いていません.
葉裏は白っぽい色です.葉脈は等間隔で揃っていて,葉の先端方向に曲がって葉のフチに届いているようです.
葉裏には白く光る細毛がびっしり生えています.葉脈は盛り上がり細毛あり.
葉柄にも細毛あり.
参考2などの情報から,ネコヤナギで問題なさそうです(が,ヤナギはやはり難しいです).
基本情報
- 和名
- ネコヤナギ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 バラ類 キントラノオ目 ヤナギ科 ヤナギ属 (Salix)
- 英名
- Rose-gold Pussy Willow
- 学名
- Salix gracilistyla Miq.
- 状況
- —
- 時期
月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 花 1
写真とメモ
ネコヤナギの花が咲いていました.ふさふさのつぼみの下の方から黄色い突起が多数出ています.
拡大すると,先端に黄色い葯のある雄しべでしたので,これは雄花.雌雄別株なので雄株ということですね.
こちらは1箇所の花全体が咲いているところ.上の写真と雰囲気の違います.
雄しべの長さがみな長いです.上の咲き始めの花は雄しべがまだ伸び切っていない段階だったようです.
トンボ池の周囲にはヤナギ類が植えられているのですが,どうやらいろいろな種類が混じっているらしく,もともとヤナギ類の分類が自分には難しいことと合わせて混乱していました(「未同定のヤナギ類」のページ).そこで1本の木を決めて花と葉を継続して確認してみることにしました.今年選んだこの木はおそらくネコヤナギなのですが,葉の特徴を確認するまで保留にします.
ネコヤナギの白いフサフサは花が開く前のつぼみです.雌雄別株で,雄花も雌花もつぼみの段階ではこのフサフサになるようです.赤褐色の冬芽の鱗片が残っていてなんか美味しそう.
参考
- Salix gracilistyla Miq. in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/7104103 on 2025-05-05.
- 類似種の見分け方 他:オノエヤナギ-カワヤナギ-タチヤナギ-ネコヤナギ. “葉と枝による樹木検索図鑑”. https://elm3.web.fc2.com/top/ruijisyu-miwakekata-hoka/onoeyanagi-kawayanagi-tatiyanagi-nekoyanagi.html, (参照 2025-05-05).
- ネコヤナギ. “松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/nekoyanagi.html, (参照 2025-05-05).
- . “”. , (参照 ).
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