基本情報

和名
キチョウ
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (チョウ類) アゲハチョウ上科 シロチョウ科 キチョウ属
英名
Pale Grass Yellow, Large Grass Yellow, Common Grass Yellow
学名
Eurema hecabe
状況

写真とメモ

最新の写真

水産試験場跡地、2019年9月22日お昼、晴れ

アイノコセンダングサの花で吸蜜中のキチョウ。前翅表の外縁に黒い部分が透けてみえ、後翅の裏面の斑紋があまり目立たない夏型のオスっぽい模様です。

キチョウは、アジア、アフリカ、オーストラリアに分布する種類ですが、日本の本州に分布する個体を、従来のキチョウとは別種として扱う分類もあるようです。その場合、南西諸島や海外に広く分布する種類 Eurema hecabe を、キチョウまたはミナミキチョウ、学名からヘカベキチョウなどと呼び、本州産を Eurema mandarina とし、和名 キタキチョウまたは学名からマンダリナキチョウと呼ぶようです。ただ、国際的なデータベースではこの分類は採用されていないようなので(参考3)、ここではキチョウとしておきます。



中央広場付近、2013年3月10日午前、晴れ

都心では夏日になったというこの日、今年一番はじめに見たチョウは、成虫で越冬してきたキチョウとキタテハでした。翅はボロっていて、飛び方もゆっくりですぐ止まりますが、春の使者です。

江戸川河川敷、2012年9月22日午後、くもり

こちらは翅の色はほとんどすべてが鮮やかな黄色の新鮮な個体。後翅の裏の模様がキチョウ独特です。

江戸川河川敷、2012年9月17日午前、晴れ

河原の草原で飛んでいました。止まっているところを見ると、前翅の縁の黒い模様の形と裏の様子からキチョウの夏型です。



参考

  1. キチョウ - 『神戸の蝶(神戸の自然シリーズ)』 http://www2.kobe-c.ed.jp/shizen/buttfly/buttfly/08036.html
  2. 黄色のシロチョウ科の蝶 - 『蝶の図鑑』 http://www.j-nature.jp/butterfly/zukan/yokunita/yellow.htm
  3. Häuser C., Holstein J., Kroupa A.S., Steiner A. & Turiault M. (eds). (2019). GloBIS (GART): Global Butterfly Information System (version Sep 2013). In: Species 2000 & ITIS Catalogue of Life, 2019 Annual Checklist (Roskov Y., Ower G., Orrell T., Nicolson D., Bailly N., Kirk P.M., Bourgoin T., DeWalt R.E., Decock W., Nieukerken E. van, Zarucchi J., Penev L., eds.). Digital resource at www.catalogueoflife.org/annual-checklist/2019. Species 2000: Naturalis, Leiden, the Netherlands. ISSN 2405-884X.
  4. - 『』