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園内の草地,2024年7月28日朝,晴れ

草地をフラフラとゆっくり飛び回るキチョウがハギの葉に産卵しているところに遭遇.キチョウの卵は白く細長い紡錘形で,葉に直立しています.

園内の草地,2024年7月28日朝,晴れ

産卵していたキチョウのメス.

園内の草地,2024年7月28日朝,晴れ

キチョウの卵は葉の表に1個ずつ産まれていました.



基本情報

和名
キチョウ
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (チョウ類) アゲハチョウ上科 シロチョウ科 キチョウ属 (Eurema)
英名
Pale Grass Yellow, Large Grass Yellow, Common Grass Yellow
学名
Eurema hecabe (Linnaeus, 1758)
状況
IUCN レッドリスト 2024-2[LC] Least Concern (絶滅のおそれなし) ver 3.1, Pop. trend stable (個体数動向 安定) (参考1)

写真とメモ

水産試験場跡地,2019年9月22日お昼,晴れ

アイノコセンダングサの花で吸蜜中のキチョウ.前翅表の外縁に黒い部分が透けてみえ,後翅の裏面の斑紋があまり目立たない夏型のオスっぽい模様です.

キチョウは,アジア,アフリカ,オーストラリアに分布する種類ですが,日本の本州に分布する個体を,従来のキチョウとは別種として扱う分類もあるようです.その場合,南西諸島や海外に広く分布する種類 Eurema hecabe を,キチョウまたはミナミキチョウ,学名からヘカベキチョウなどと呼び,本州産を Eurema mandarina とし,和名 キタキチョウまたは学名からマンダリナキチョウと呼ぶようです.ただ,国際的なデータベースではこの分類はまだ?採用されていないようなので(参考3),ここではキチョウとしておきます.



中央広場付近,2013年3月10日午前,晴れ

都心では夏日になったというこの日,今年一番はじめに見たチョウは,成虫で越冬してきたキチョウとキタテハでした.翅はボロっていて,飛び方もゆっくりですぐ止まりますが,春の使者です.

江戸川河川敷,2012年9月22日午後,くもり

こちらは翅の色はほとんどすべてが鮮やかな黄色の新鮮な個体.後翅の裏の模様がキチョウ独特です.

江戸川河川敷,2012年9月17日午前,晴れ

河原の草原で飛んでいました.止まっているところを見ると,前翅の縁の黒い模様の形と裏の様子からキチョウの夏型です.



参考

  1. Westrip, J.R.S. 2022. Eurema hecabe. The IUCN Red List of Threatened Species 2022: e.T160386A830965. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2022-2.RLTS.T160386A830965.en. Accessed on 12 August 2024.
  2. Eurema hecabe (Linnaeus, 1758) in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/5137849 on 2024-08-12.
  3. Eurema hecabe (Linnaeus, 1758): In "Catalogue of Life". Retrieved from https://www.checklistbank.org/dataset/300004/taxon/3CZ9G on 2024-08-12.
  4. キチョウ. “神戸の蝶(神戸の自然シリーズ)”. http://www2.kobe-c.ed.jp/shizen/buttfly/buttfly/08036.html, (参照 2024-08-12).
  5. 黄色のシロチョウ科の蝶. “蝶の図鑑”. https://www.j-nature.jp/butterfly/zukan/yokunita/yellow.htm, (参照 2024-08-12).
  6. . “”. , (参照 ).