基本情報

和名
ナナフシモドキ,ナナフシ
分類
節足動物門 昆虫綱 ナナフシ目 ナナフシ科 Ramulus
英名
(in Jpn.) Nanafushimodoki; a Species of Stick-insect
学名
Ramulus mikado, syn. Baculum irregulariterdentatum
状況

写真とメモ

最新の写真

園内の街灯の下,2021年8月22日夜,くもり

緑色の葉に赤褐色のナナフシ.目立つ色の組み合わせになってしまっていますが,ナナフシは枝になりきっているような気取ったポーズをしていて,いい感じです.



園内の街灯の下,2021年7月17日夜,晴れ

ナナフシは夜行性ですが,街灯の近くの枝に止まっているのを見ることが多いので,光に集まる性質(正の走光性)はあるのだろうなとは思っていたのですが,この夜は街灯の下に来ているナナフシが目立ちました.来ていたナナフシはかなり大きく育ったナナフシで,今の時期はもう成虫になってる時期なのでしょうか.緑色型も褐色型もいました.

上の写真は街灯についている水元公園サービスセンターの連絡先付きになってしまいました.公園サービスセンターは公園と園内の施設の管理をしているところです.自分が園内でスズメバチの巣を見つけたときは,こちらに連絡すると迅速に駆除していただけました.

園内の街灯の下,2021年7月17日夜,晴れ

こちらのナナフシ,上下の写真は褐色型です.

園内の街灯の下,2021年7月17日夜,晴れ

ナナフシは基本的に単為生殖で増えるため,ほとんどの個体はメスとのこと.オスはメスよりも体が細くてメスよりも色の濃い褐色とのことで,まだ見つけたことはありません.



園内の林,2018年6月2日夜,くもり

街灯回りをしているとき,街灯の近くの葉上をライトで照らして虫が来ていないかを見ていくと,この葉はムクノキでしょうか,活動中のナナフシを見つけました.体長は7,8cmぐらいでしょうか,体が薄い褐色をしたタイプ.ナナフシは夜行性で葉を食べるそうですが,見ていると体をゆっくり動かしながら進んでいき,ライトを近づけると止まります.足に縞模様が見えていますが,これがみえるのはナナフシモドキの若齢幼虫の目印で,エダナナフシには縞がないそうです(参考2).体の大きさはもう成虫に近いぐらいだと思いますが,足の縞が見えるのはまだ成虫ではないということなのかも.ナナフシモドキの成虫と幼虫の見分け方が自分はわかっていません.

園内の林,2018年6月2日夜,くもり

頭部の拡大.触角が短いナナフシモドキ.

園内の林,2018年6月2日夜,くもり

上のとは別の場所にいた,同じく褐色型の別個体.こちらも体長は同じぐらいで,足の縞も見えます.



園内の林,2018年5月20日朝,晴れ

園内ではじめてアカスジキンカメムシの成虫を見つけて,きれいな写真を撮ろうと苦戦していたとき,そのすぐとなりにもう1頭別の昆虫がいることにずっと気づきませんでした.体色が枝の色とそっくりの緑色のナナフシです.自分の育った北の地方では,ナナフシが生息していなかったため,ナナフシにはなんとなく憧れのような気持ちがあります.翅がありませんが翅のないナナフシの種類なのか幼虫なのか.

園内の林,2018年5月20日朝,晴れ

種類としてはナナフシ(=ナナフシモドキ)か,エダナナフシかというところですが,この2種では触角の長さがまったく違うそうです.写真ではまっすぐ前に伸ばしている前肢の間に細くて短い触角が見えていますが,触角がみじかいのがナナフシモドキの特徴です.ナナフシモドキはメスが単為生殖をする種類で,オスはごく稀にしか出現しない種類とのことで,このナナフシもメスです.ナナフシモドキのメスは,左右の目の間に小さな突起が1対ありますがそれは写真ではよく見えません.



参考

  1. ナナフシ(ナナフシモドキ). “昆虫エクスプローラ”. http://www.insects.jp/kon-nananana.htm.
  2. ナナフシ(ナナフシモドキ)、ニホントビナナフシ、トゲナナフシ。ナナフシはカマキリに似た木の枝に擬態する昆虫です。 “趣味の自然観察、デジカメ持ってお散歩”. http://shizensanpo.seesaa.net/article/379646856.html.
  3. . “”. (参照 ) .