ショウリョウバッタ Oriental Long-headed Locust
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ショウリョウバッタのペア.オスもメスも緑色型です.ものさしを近づけられたのでサイズを測ると,オスの体長が4.2cm,メスの体長が8.8cmでした.
基本情報
- 和名
- ショウリョウバッタ
- 分類
- 節足動物門 昆虫綱 バッタ目 バッタ科 ショウリョウバッタ亜科 ショウリョウバッタ族 ショウリョウバッタ属 (Acrida)
- 英名
- Oriental Long-headed Locust
- 学名
- Acrida cinerea (Thunberg, 1815)
- 状況
写真とメモ
草地のイネ科,ススキかオギかの葉にいた大きなショウリョウバッタのメス.褐色型ですが,濃色のストライプが太くてはっきりしている,おしゃれな個体です.写真を撮る間も黙々と食べて続けていました.
この草地を歩いて通り過ぎたときに見つけたショウリョウバッタは,メス2頭,オス5,6頭.オスは羽ばたいて飛び出して逃げていきますが,メスはその場で動かず,草に同化してヒトをやり過ごす作戦のようです.
ショウリョウバッタ,オス.体は緑色で淡褐色のラインのあるタイプ.触角から眼を通って体の側面,前翅の縁までが褐色部.足もすべて褐色です.
触角が印象的.根元は幅が広くて平べったく,先で急に細くなります.
舗装道路で交尾しているショウリョウバッタを見つけました.オンブバッタよりもオスもメスもかなり大きいので迫力があります.オンブバッタよりもオスとメスの大きさの差が激しいですね.オスはメスの横からつかまる感じになっていて,背中に乗った状態では交尾できないみたいです.驚かせてしまったしまったみたいで,メスが翅を開いて草むらに飛んで入っていきました.オスは羽ばたくメスにぶら下がっていき,草むらの中で交尾が続きました.
ショウリョウバッタの緑色型のメス.この日はメスをたくさん見かけました.
こちらは褐色型のメス.胸のこげ茶色の模様がいい感じです.
ショウリョウバッタのメスは,オスよりも巨大で体も太く,草にとまっているのを見つけると思わずぎょっとするほどです.これは石の上にいたので遠目でもわかりました.動きはオスよりもちょっと遅くて,逃げるときもあまり飛ばないようです.下の写真では草の中に入ったところ.イネ科の草の葉には本当に紛れやすいです.
草地には,キチキチいいながら飛ぶショウリョウバッタがたくさんいました.これは,ちょっと褐色の部分のあるタイプのオス.
これは緑色型のオス.
参考
- Acrida cinerea (Thunberg, 1815) in GBIF Secretariat (2022). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/5099473 on 2023-08-09.
- ショウリョウバッタ. “昆虫エクスプローラ”. https://www.insects.jp/kon-battasyoryo.htm, (参照 2023-08-09).
- . “”. , (参照 ).
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